海と空。光と闇。
7月のある日。すっかり暑いです。長男はお友達の家にお泊まり。パパは仕事。夕方、次男と娘が急にビーチに行きたい!と言い出しました。幸いこちらの夏は9時頃まで暗くならないので行っちゃいました。おにぎりとか持って。最初は晴れてたんですけど、段々と雲が出て来ました。真っ正面、海の上は雨が降っているのが見えます。これだけハッキリ見えるなら結構な豪雨かもしれません。左を見ると、雲の隙間から夕陽が漏れてはしごになってました。正面。雨。左。はしご。あれま。まるで最近よく色んな存在から言われている「光と闇」みたい。そして次の日。前日私たちがビーチに行ったと聞いて長男が「ずるーい」と言い始めました。下二人もまたビーチで遊びたいと言うので、2日続けて同じビーチに出かけました。今日はどんな空を見るんだろう?と何となく気になりながら運転して、ビーチに到着してみると。昨日は雨雲と太陽が離れてた。今日は雨雲と太陽がくっついてた。光と闇はくっついてました。くっついていて、それが完璧なんだ、という気がして。誰が言ってるのか分かりませんが、『光と闇の統合』という言葉がずっと頭に浮かんでいる。そのまま誰かが続けます。『光と闇、両方が必要。光の方ばかりが魅力的に見えるが、雨が降らなければ生きていけない。昼間だけだったら落ち着いて眠れない。お前達は光を求めてこの浜辺に遊びに来ている気になっている。でも実際にはパラソルを砂に刺し、必死で闇を作ってその中で落ち着く。闇と恐怖をくっつけているのはお前達自身。自分達の恐怖を闇に押し付けているだけだろう。本当の闇は光と同じくらいお前達の味方だという事を思い出しなさい』闇=怖い、そう思ってました。でもこのパラソルの話を聞いて、なるほどな〜と。そうだよなー、闇だってめちゃ必要だよな。怖がっちゃかわいそうだな。何だかやけに納得したら。急に雨雲が居なくなって、夕陽が見えちゃいました。あらまー。「水と太陽」。どうやら私はこれに弱いみたいですね。どうしても感動しちゃいます。闇が必要だ、落ち着かせてくれてるんだ、身体を休ませてくれてるんだ、って分かったけど。でもやっぱり光は分かりやすく綺麗。夕焼けを見ながら、世界樹カプセルホテルに行ってアデルにオロナインを塗りました。