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J.J.エイブラムスが監督した新作の『スター・トレック』は、
カークとスポックの青春成長物語を軸に TOS(『宇宙大作戦』最初のシリーズ)の エンタープライズ号メインクルーの各キャラを生かして ビギニングものにした上、 旧作得意の飛び道具であるトンデモ平行世界ものにすることで 旧作との違いも成立させていた。 スポック役がドラマ『HEROES』の サイラー役のザッカリー・クイントで、 予告を観た時ちょっと違和感があったが、 本編を見たら気にならないどころか ちゃんと若いスポックになっていた。 勇敢だが無鉄砲なカークや 冷静だが頑固なスポックはもちろん、 ドクター・マッコイがマイペースで強引だったり、 スールー(過去の日本語版ではミスターカトウ)が 闘う時の武器が刀だったり、 チェコフの英語のロシア訛り、 スコッティのメカニック職人ぶりなど、 旧作のキャラクターが 若い時はこんなだったかもと思える姿が観られて 旧作のワクワク感が甦ったし、 なんといっても「あの人」まで出てきてしまう所には、 その手できたかとニヤニヤしてしまった。 エイブラムス監督らしい 臨場感溢れる戦闘シーンもなかなか迫力があったし、 『クローバーフィールド』の様な クリーチャーも登場して笑った。 トンデモで強引な展開が許せない人は 映画として不満かもしれないが、 トレッキーはTOSメインクルー達が キャラを生かして活躍するだけで楽しめるはずだし、 そうでない人も「お茶目」なSFアクションとして 楽しめる作りになっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年06月03日 04時44分26秒
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