池田大作氏の死去と顕正会
去る11月15日に創価学会の池田大作氏も亡くなりました。池田氏が公の場に現れたのは2010年が最後で、長い間、寝たきり状態になっていたそうです。私は池田氏の健康状態を考えて、顕正会の浅井昭衛氏より先に亡くなると思っていました。そもそも、池田氏は昭和3年生まれで、昭衛氏は昭和6年生まれなので、昭衛氏のほうが若いのです。健康状態が悪かった池田氏が先に亡くなって、その後、浅井昭衛氏が2〜3年でも健在だったら状況はかなり違ったでしょう。池田氏がいなくなった創価学会に対して折伏攻勢を仕掛けて、多くの学会員を顕正会に取り込むことができれば、顕正会の組織を拡大させることもできたのかもしれません。しかし、浅井昭衛氏が池田氏より先に亡くなってしまったので、それはできなくなりました。時を同じくしてカリスマ的指導者を失った創価学会と顕正会ですが、ダメージが大きいのは顕正会のほうです。前述のとおり、池田氏は長いこと公の場に姿を現していなかったので、すでに心の準備ができていた学会員も多かったのではないでしょうか?また、創価学会としても池田氏が公の場に出なくなってから十数年もの時間があったので、亡くなった時のことを考えて、それなりの準備はしてきたでしょう。それに引き替え、浅井昭衛氏は急に亡くなったので、顕正会員のショックは大きいです。また、顕正会としても昭衛氏が亡くなった場合の準備や対策はできていなかったのではないでしょうか?このように、同じタイミングでカリスマ的指導者を失った創価学会と顕正会ですが、長い準備期間があった創価学会に対して、準備期間が無かった顕正会とでは大きな差が出てくるのでは?と思います。