2007/01/21(日)22:55
カバラ数秘術
以前、秋葉原の本屋で読んで興味深かった「数秘術」の本に、地元の図書館で再会しました。今度借りてこようと思います。カバラ数秘術について少し。
■数秘術とカバラ
数秘術は「カバラ」から生まれた運命解読法。その「カバラ」は世界最古の密教的な哲学体系のひとつです。旧約聖書の時代というから相当な古さです。預言者「モーゼ」が神から授かった叡智で、また、あらゆる神秘を解く鍵とされ、魔術(悪い意味のではなく)にも影響を与えているそうです。
例えば有名な「タロットカード」の根底にもカバラがあるそうです。
古代ヘブライ文字は数字の役割もあり、数字は宇宙の原理となる要素の象徴とされ、数字を使って運命を読む方法が考えられました。「万物の根源は数である」と言ったピタゴラスが体系づけたと言う説も。
現在使用されている西暦(クレゴリー歴)はカバラの原理で作られたそうで、数秘術では西暦を使い占います。
■カバラの宇宙創生
カバラは背景に聖書の世界があるといいながら人間の姿や人格を持つ神様を崇めるものでなく、「聖書」の内容と矛盾するため記録もできず、一部で口伝されたので「秘術」といわれるようです。カバラの意味はヘブライ語で「口伝」とのこと。
そして、カバラの宇宙創世観は現代のビックバンのイメージに近いようです。
宇宙は球体、円と考え、まず全ゆる概念を超越した不可知な「無(アイン)」が凝縮して、やがて「無制約(アイン・ソフ)」となりますが、アイン・ソフが更に凝縮して点が生じ、点は「無限の光(アイン・ソフ・オウル)」をはなち、限定された物質世界が生じてきたのだと。
旧約聖書では「神は1日目に天と地を作り」なので、点から宇宙が生じたなんてタブー。
なぜ現代の宇宙観であるビッグバンと似た考えをしていたのか、とても不思議ですね。
実際の見方は色々あるようですが、生年月日から、誕生数(深層意識)と、もう一つの深層意識である生まれ日と、ペルソナ=外的印象;本心を隠している時の性格を導き出すそうです。私の誕生数は11です。ちっょと重たい数字です^^;