カテゴリ:Day
如月や なほ風寒き 袖の上に 雪まぜに散る 梅の初花(後宇多院)
雪の道で、ふと庭先の梅に目がとまる。 雪を纏った紅梅は白い世界の中で紅が一層映え、とても美しい。 だが、春を告げる梅の花は寒くはないだろうか。 美しさは、時として厳しさ、辛さの上に花開く。 端から見て美しいものも、そのものは内に何かを抱えてじっと耐えていることがある。 どうか、負けないで。 寒い雪も消える時が必ず来る。 春の日差しの中で輝くことだけ考えて。 そう呼びかける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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