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駆け出し記者の一期一会

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2007年10月30日
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カテゴリ:展覧会
先週の金曜日、東京都現代美術館のプレスツアーに参加してみたら、
今までになく盛況で、あちこちの局のテレビカメラも入っていた。

実は初めて行く場所だった。
雨の中、清澄白河の駅から結構遠くて、方向違いに歩き出してしまったら
すっかり迷って、あわや遅刻。
ようやく、木場公園にたどり着いて、だだっぴろいグランド脇の
未来的な建物に入ることができた。

これがもう、迷えるアート探検の序章だったのだ。

美術館の巨大な吹き抜けの空間に浮かぶ銀色の四角い飛行船。
なにこれ?!?!のまま、ただ見上げる。ゆらりゆらり、微妙に動いている。

キュレーターの長谷川祐子女史が、次々とアート作品を紹介し、
作品の傍らに立つ作者がひとこと挨拶する。
13カ国34アーティストのうち20人ばかりが会場にいただろうか。
若くて型破りでシャイでナイーブな彼らのピュアなオーラが印象的だった。
そうでなければ、こんなものを作ろうと思ったりしないんだろうな…

たとえば、アシューム・ヴィヴィッド・アストロ・フォーカスというユニットの
2人組のアーティストは(バンドみたいにグループ名で名乗っているのかな)
人前に顔を晒すことすらできないほどシャイとかで、
ゲゲゲの鬼太郎のお父さんのような大きな眼球のお面をかぶったまま、作品の説明をした。
廃材やプラスチックの並板など、ゴミのようなもので作ったラフなほったて小屋。
だが、中に入ると、ポップなグラフィックや映像、ネオンなど
楽しいライブな要素に満ちた素敵な空間が出現するのだ。
山谷など東京の街をリサーチして提案した「未来の空間」なんだって。

それにしても、最新アートの話は、言葉で説明してもらうと
なるほどそういうことかとわかるし、
作品だけ見ると、「ワー面白い!」ぐらいは思うのだが、
その間には?!?!いう迷宮があって、凡人の私は困惑を隠しきれない。

リリースにはもっともらしいことが書いてある。

「SPACE FOR YOUR FUTRUE」というタイトルにおいて、
「SPACE」は単なる物理的な空間でなく、自分の身体と外部を含んだ一つの環境を意味します。
たとえば、服を着るという行為について環境と自身の内的スペースの関係の問題として考えたとき、服と家具、服と空間構成を一つとしてとらえていく考えが生まれます・・・

うん、なんかわかるような気がするけれど。作品になるとまた?!?!

ともあれ、そういうコンセプトで、
アーティスト達は複数のジャンルや表現方法を自在に操りながら、
表現を行なっている。
それが、ますます複雑化していく21世紀を生き延びる切実な手段だというのだ?!?!

いや、言葉では説明しきれないけれど、
普段、漠然と感じている心もとなさをどうにかしようとして、
ビジュアル化してみたら、このように様々な摩訶不思議な物体になった
ということかもしれない。
あえてわかろうとするのはやめよう。感じよう。感じる?

イタリアの女性アーティスト、エリザベート・ディマッジョは大きな瞳を見開いて
展示空間に浮かぶ白いレースのような作品について訥訥と語った。
薄い紙を手作業で丁寧に切り抜いたのです。微生物の細胞の形は道路地図のようにも見える。

エルネスト・ネトの「ヒューマノイド」は、椅子のようなクッションのような作品。
鑑賞者が自由に中に入って(着ると言ってもよいが)体感しつつ
自らその一部となって完成させるソフトな「彫刻」なのだ。
こういうものは入って触ってみるしかないね。
それだけのためでも、もう一度行こうと思っている。

コンピュータの3Dデータがそのまま立体として塑形される技術によって
自己増殖する不定形な都市のイメージを視覚化したもの。

フセイン・チャラヤンのドレスの表面は
イルカが泳いでいる動画の映像が発光ダイオードで浮かび上がる
超「光りモノ」だ。

蜷川実花の金魚と花の部屋。あまりの赤さに酔う。

タナカノリユキ撮影の百面相。よく見たら、ぜんぶ沢尻エリカだった。
壁一面の百種類のコスプレは、まさに世間を騒がせるだけのことはある過剰さだ。

面白かったのは、サッカーをテーマにしたBLESSのインスタレーション。
部屋の中で、男女入り混じってサッカーボールを追う。
両チームとも同じ一つのゴールを目指す。
ゴールの近くに絵画や家具など高価な調度品が置いてある。
ゴールが入るとその調度品は破壊されてしまう。
キーパーは部屋の住人。ゴール前のソファに座って守っている。

来る時迷ったせいで、不適切なルートをたどったため、
帰りもまた迷った。もう暗くて、駅まで遠いし、一人だったから。
どこにもたどり着かない道。何度角を曲がっても同じ建物。
道行く人に尋ね、教えられた通りに行けども行けども、目指す駅はまだ見えない。
こういう状況もまた、現代アートのモチーフになりそうではないか?!?!

絵とか彫刻とか写真とか建築とかファッションとかデザインとか
そういうジャンル分けを取っ払って、
アーティスト達はとらがたい何物かを掴み取ろうとしている。
それを私達に伝えようとしている。なんだろう?なんだろう??

「SPACE FOR YOUR FUTURE ― アートとデザインの遺伝子を組み替える」
東京都現代美術館にて先週末10月27日より来年の1月20日まで


















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最終更新日  2007年11月01日 00時46分51秒
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