ミラドライの重ねうちは効果があるの?
ミラドライを通常の照射を行った後、追加で同じ部位に照射してくるのが重ね打ちです。照射漏れがあるのでそれを防ぐために行っているクリニックが少数ですがあります。実際のとこころは、治療に不慣れなうちは照射漏れもあるのですが、治療に精通してくるときちんと照射できるようになるため照射漏れの頻度は大きく減少します。そのため導入当初は重ねうちを行っていたクリニックでもそのうち行わなくなってきます。治療成績がそれほど変わらないのなら様々な副反応を抑制するために、重ねうちより1回照射のほうが良いでしょう。また、欧米など諸外国でも重ねうちを行っているところはなく、重ねうちは日本独特のもののようです。それに加え、重ねうちは治療を受ける方に強い不快感を与えることとなります。ミラドライの治療は腕を上げた状態で行います。多くのクリニックホームページなどで治療中の写真としてみることもできます。通常の治療で片脇20-30分です。それでもわきが痛くなり、正座した時の足の感覚のような手指のしびれを伴います。実際に自分でこの姿勢をとってみてもらうと判ります。これがその倍の時間かかるとすると結構な苦痛になります。以上より、まだ治療に慣れていないクリニックでは重ねうちを追加したほうが良いかもしれませんが、安定した治療が行えるようになったら、通常の1回照射でもそれほどの違いはなくなります。まとめ治療に精通したクリニックであれば、重ね打ちでもそれほど治療成績は変わらない。治療時間が長いほど苦痛を伴うので、できれば1回照射で短時間で済ませたほうが良い。重ね打ちでは、副反応も増加する。