ペコロスの母に会いに行く
DVDで「ペコロスの母に会いに行く」を観た。 認知が進む母親の日常生活の中で、母親を通して人生を振り返っていく。母親の人生、息子の人生。親子の人生。認知症を患った本人の悲しみ。周囲の悲しみを、母親が自分の事を分からなくなる悲しみ。私はこの作品を通して感じました。私自身、最近、親の事で涙を初めて流した。年老いていく親を前に、涙なんか流さないと思っていた自分が、死の実感を感じない親に対して、私もまた死の実感を伴わない自分がその恐怖を伝えながら、涙を流した。死んでいく身内とその周囲へのグリーフケアを身を以て体験した。こんな時、カウンセリングを学んでいて本当に良かったと思えた。「ペコロスの母に会いに行く」のエンドロールで忘れても良いから元気でいてくれ、という文字が、頭の中から離れない。なんちゃって、私も、こんな事を云うような年齢になったってことですね。お父さん、お母さん愛しているよ♪にほんブログ村