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SAROMAN BLUE 鈴木健司

19野辺山ウルトラマラソン完走記~第1章~


今年は4年振りとなる野辺山ウルトラマラソン。昨年は販売のみの関わりで、55km付近で応援するに留まった。
今年は早くからランナーとしてのエントリーを完了させて、チャレンジ富士五湖・野辺山・サロマ湖完走を誓って準備していたが、一発目のチャレンジ富士五湖で敢えなく撃沈。これは猛省しかない。

今回はそのチャレンジ富士五湖での課題をしっかりと洗い出して、意識して走ることにした。
①トイレ問題
富士五湖ではトイレショー(小)タイムが15km・24km・30km(大)・45km・75kmと計5回。特に前半のショータイムは3回でロスタイム15分といつも貯金を作り出す前半に全く貯金が作れなかった。
富士五湖では敢えて前日と当日の朝にもペットボトル1本ずつ飲んだ。いつもは渇きを潤すくらいだったのを、かなり大量摂取したことが単純にトイレショータイムに繋がっていると考えた。

②腰の落ちたフォーム
元々僕は猫背だった。クリニックでも紹介し皆さんからも支持されているミズノのBG8000ショートを履かずに走った富士五湖。見事に腰が落ちたフォームで心拍数は高いのにペースが上がらない。意識して腰を立てた時には、進み方が全く違ったのでタイツを履かなかったことを後悔。また水曜日に自転車でロングライドし、ケイデンス(ピッチ)を意識する練習をしたことも、上半身から背中が丸くなってしまった要因だ。(ケイデンスは上がったので効果としては良かったが)

この2つのポイントをしっかりと意識した。特に②の姿勢に関しては、まだ首が前に出でしまう癖がある。と言うことで、意識的に上を向くように!そして肩甲骨を動かして進むことをレース中、重点的に行った。

当日のウエアリング『いちごオレ』で店頭をに立ち、野辺山攻略MAPとウルトラマラソンラップ表を配布。400枚近くあった資料はあっという間になくなっていった。たくさんの方とお会いでき、翌日のレースの健闘を誓う。
18時半にブースを片付けてコンビニで明日の朝ご飯を用意。宿に戻り食事をしてお風呂に入ってから、最終的なレースの準備をチェックする。

ウエアリングは頭からニコちゃんバンダナ。首にもbuffを用意する。アームウォーマーにアシックス。アウターはいちごオレ。今回は1粒だけの出場。アンダーウエアにはZEROFITドライウィーブ。タイツにはCEPハーフタイツ(日本未発売)。アンダーにはミズノBG8000ショート。足元はコンプレスポーツフルソックス。シューズはOn Cloudだ。

スタイリングとしてはいつも通りにした。富士五湖ではミズノBG8000を履かなかったことで猫背になりスピードにも乗らなかった。今回はそのミスは許されない。タイツも本当はコンプレスポーツの新作を試したかったが、日本入荷が遅れている。

そして4年前の野辺山転倒以降にテーピングの大切さを知ってからは、股関節&ハムストリングには必ずニューハレIテープを貼ることに決めている。コンプレッションタイツだけではカバーできない筋肉サポートを必要部分にだけ加えるのだ。お風呂上がりにドライになった状態で両脚に2本ずつ貼る。朝でも良いのだが、体育館内ではできないので前日に済ませるのだ。
そして21時過ぎに就寝。翌日と言うか、午前2時に起床して会場に3時オープンで店の準備をする。

午前1時50分、同宿している大会スタッフのトラックが出発する音で目が覚めたが、10分だけ二度寝。ぐっすりと眠れたという感覚で起きることができた。宿を2時半に出発し、コンビニに立ち寄り会場へ。
当日の朝の気温は寒くない。道路の気温計では6℃を示していたが、雲が空を覆っているのでこれから気温が下がることはなさそうだ。そして風が吹いている。予報では日中は南東の風が5メートルくらいまで吹くという。後半この風が寒く感じそうだ。
店の設営を済ませてから混雑する前のトイレへ。食べる量も抑えていたので、トイレショータイムだけ済ませてから体育館で待機。

今回のアートスポーツからの出場は5名。
昨年に続いてHOKAONEONEカーボンXで自己ベストを目指す松井さん!そして快速ランナーでありながら、昨年ラスト10kmに2時間掛かってゴールした大山君はサブ10が目標だ。そして神戸三宮店からトレイル大好き佐藤順子が初参戦!そしてUTMFなどにも挑戦している吉祥寺店店長若林水君は、ハセツネ30でボロボロだったと言うが果たして!?そして私アート鈴木のバライティーに富んだメンバーだ。メンバー揃わず、写真は松井さんとのツーショットのみ(笑)

4時50分に外に出ながら体育館内で荷物を預けて、ドロップバックは71kmのみ利用する。5時スタートランナーの後方で5時20分のスタートを待つ。トイレはまとまった数があったが、男性用・兼用共に長い列ができていた。

前方で大きな声でカウントダウンが始まり、5時の第1ウェーブがスタートした。空は明るくなり、一面の雲の隙間から陽射しが差し込んでくる。
こちらのスタートまでは辺りを見渡し、知り合いのお客様を探したり、色々な話をして時間を過ごす。中には『今回は骨折しないようにね!』と4年前のことを覚えている方も!そしていつも通り『今回もギリギリですか?』の問いに、『野辺山の自己ベストは13時間57分ですから!早くても57分なんで、それよりは無理です!』と答えた。

5時20分第2ウェーブスタート!スタートラインには約55秒で到着!アナウンスの女性に『いちごオレ頑張って~!』と黄色い声援を受けて100kmのゴールに向けてスタートした。応援団のじょーじさん&ルーシーさんをコーナーで見つけて声を掛ける!1日よろしくお願いします!

さて4年振りの野辺山。コースはJR最高地点を過ぎるまでは変わらない。約9kmは今までのコースだ。踏み切りを渡り、ゴールまで1km地点を抜ける。ここに何分残して辿り着けるのか、不安は残る。復路のコースを離れて右折していくと道幅は狭くなり少しアップダウンが繰り返される。後方から来るランナーも多いので、ペースを惑わされないように走っていく。
すると松井さんが追い付いて来た!『やっと追い付いたよ!』とポンと腰の辺りを叩いて前へ消えていった。また北相木村の折り返しで会えるかな?そして5kmに到着。

5km 32分05秒

リズム良い走り出しだ。心拍数は135前後。決して無理はしていない。そしてケイデンスも88~90と安定している。この数字は自転車でケイデンス100回転を意識しているからこそ上がってきた数値だ。アップダウンがあってもこの数字を刻めれば良いのだが、そこをにらめっこしては走らない。あくまでも基準は【心拍数】だ。
僕の場合、平坦であれば130~135前後で刻むと、ペースは6分10秒~20秒の範囲に収まる。そして登り坂に入って160を超えないように注意する。今回の野辺山ではこの後の登りでも155を示す程度だったので、前半は積極的に走って登っていく。

踏み切りに戻ってくると国道141号線に向かって線路沿いをダラダラとここからは登り始める。前にはスポーツエイドの杉田サンと川の道フルを走ったばかりの順子さんがお話ししながら走っている。『アート鈴木さん追い付かれなければね。』と会話の最後が聞こえる(笑)『いますよ( ̄▼ ̄*)ニヤッ』『もう追い付かれた!(笑)』などと会話しながら国道141号線を越えた。

この辺りから青空が優勢になってきた。そして八ヶ岳の姿も素晴らしい!新コースとの分岐点で右折。新しい道に入る。ひたすら直線道路の登り坂。登りのてっぺんは見えているので、その先は下りとなる。首の位置を後ろに下げて、骨盤を立ててリズム良く登っていく。目安なる心拍数160は超えず155前後で推移していた。
突き当たりを左折すると登り切った所にエイドと共に折り返し地点があり、多くのランナーでごった返している。まもなく10kmなので水分の補給だけして下り坂に入る。

10km 1時間08分14秒 36分09秒

登り区間で36分は十分すぎるくらいの内容。この先は下りが控えているので、焦らずにゆっくり進む。下りだから貯金しようと考えると、23kmまでの登りがかなりキツく感じてしまうはず。まだまだ序盤。
いつもの違う景色の中を正面から朝日を受けて下っていく。しばらく先にランナーが左に折れていくのが見える。この下り坂は900約メートル。斜度もなかなかだったので、後ろから抜いていくランナーが増えてくる。
ゆっくりを意識しながら走って5km35分ならば儲けもん!次の5kmは下り中心区間なので無理をしない。後々に必ず登りがやってくるのだから!
陽射しを正面から浴びるのは下りの時だけ。それ以外は右後方からジリジリと強い陽射しを感じる。風があるので湿度は低い状況がつづいているが、小海付近での暑さは厳しくなりそうだ。

コースガイドからして18km以降は23kmまで登りが続くことが分かっている。18km手前までに自然に貯まる貯金を増やしておきたい。そうすれば、20kmで約20分の貯金があれば言うことはない。(例年コース20km2時間30分通過に対して)果たしてどうなるだろうか。
左折してからは緩やかな下りを進む。森の間を抜けて、先の開けたところにエイドがあった。ここはコースガイドでもあった開拓記念碑があり、その後ろに八ヶ岳が見える。

エネルギーとして山よりだんごを食べてからスタート。整備された道路(八ヶ岳まきばライン)に出ると緩やかな登りを挟んでから右折するとまた長い下り坂となる。左右はキャベツ畑だろうか。ここが新コース最後の下りとなるだろう。
その後左折して戻るように回っていく。そして緩やかな登りの先を左折して元の道に戻る形となった。
周辺のランナーにはかなり若い方も多く見られる。おそらく30代でトレイルランナーらしき姿が目立ち、ノースフェイスやザックを背負っているランナーが多い。

15km 1時間40分55秒 32分41秒

おっ!思ったよりも更に貯金が貯まった!これは良い感じ。そしてコースは八ヶ岳ロッジの分岐点まで緩やかに登って進んでいく。

時刻は午前7時になっているので八ヶ岳ロッジに向かう車が数台見られた。右折して行くと、道路を外れる形で右へ誘導される。ここからは林道?になるようで、細い道に舗装されているが真ん中に轍があり凸凹して走りにくい。この先に砂利道があると言うことか。

新コースの砂利道は意外と石がゴロゴロとしていて走りにくい感じがあった。道幅も通常コースよりも狭いので短い区間だけだったので良かったが。
広い道に戻り、18.1km地点のエイドを迎える。バームクーヘンをいただきスタートする。
時間は2時間を少し過ぎて2時間04分。ここからは勾配もキツくなるはず。20kmを2時間20分前後をターゲットに走る。八ヶ岳まきばラインから道を外れると道幅も狭くなりいよいよ本格的な登りだ。
ここで意識するのは目線。骨盤は立てられている。そこでいつも写真で撮られた時に正面からは悪く見えないのだが、後ろからはかなり猫背になっていた。なので、首を後ろに引くように意識して目線を上げるようした。こうすることで、骨盤だけの前傾ではなく、上半身全体の前傾で体重移動がスムーズになった。心拍数155を超えないようにしてピッチを常に一定にする。ここでの頑張りが後に影響があるかもしれないが、20km地点を通過して確認しよう。

20km 2時間18分51秒 37分56秒

通常コースよりも約10分以上早い。この後まだ登りが23kmまで続くので貯金は使っていく一方なので、まずはこのリズムで歩かずに走ろう。仙台の志保さんや杉田さん、順子さんと前後しながらも走れる登りと見極めて歩かず走れた。

すると1kmちょっと進んだところで下りが現れた。1kmも続かないがここで走りながら心拍数を抑えることができた。その先にヘアピンカーブが右に曲がっている先を見るとランナーの姿が上に見える。また登りだ。
このヘアピンカーブの後の坂が激坂だった!それでも歩幅は小さいもののピッチを落とさずに走る。『我慢我慢』と言い聞かせる。以前の野辺山で同じTシャツだった大河原さんとも一緒になり23kmエイドに到着。2時間45分くらい。まだ貯金はありそうだ。トイレ待ちのランナーが多く長い列が出来ていた。僕のトイレショータイムはまだ開幕せず、バンダナを濡らしカラダを冷やし、トラとダルマと塩熱サプリを流し込んで下りをスタートする。

本来のコースに戻ってイメージは付きやすい。しかしこちらの林道もかなり荒れている状況だ。舗装はされているので足元は大丈夫だが、倒木の跡や山側の崖崩れなど、整備するのにも時間が掛かっていることが想像つく様子だった。このコースを走れることに地元の方々に感謝したい。ここからの下りは飛ばし過ぎに注意だ。約2km急な下り坂となる。

25km 2時間59分20秒 40分29秒

40分以内で収まったのはOK!自分の中ではこの先稲子湯までの区間に大きな登りがないと思っていたが、25km~30kmまでは登り中心の区間だった。4年振りと言うこともあり、やはり忘れているようだ。『まだ登りが続くの~』と愚痴をこぼしながらも、歩きを挟みつつ、ピッチだけは一定を保ちながら走る。砂利道の下り区間では足元が危ないのでパタパタとした走りになってしまったが、それ以外はピッチを一定で走れた。


30km 3時間37分55秒 38分35秒

30kmを過ぎて下り坂がスタートしてようやく本来のコースを思い出す。このまま稲子湯1km手前まで下って、その先1km登って、平坦になってから稲子湯だ。次の5kmは稲子湯の休憩も入るので時間は掛かる。なので前半の下り坂をリズム良く走って貯金ができれば、5km40分以内でいけるはず。それをひとつの目標にしよう。
下り区間では心拍数は130を下回る数値で推移する。そしてピッチも変わらない。ストライドで調整しているので感じるリズムは常に変わらない。
そして稲子湯まで1km看板からは早歩きで歩く!ここは無理しない。下を向かないで歩くことを徹底した。
そして緩やかになってから走り出すと応援のじょーじさんが登場!写真を撮って貰いましたが、それが今のところプロフィール写真!良いフォームです!

稲子湯到着は4時間11分。こちらにはお汁粉とおにぎりがあるが、お汁粉は並んでいたので手作りおやきとラップにくるまれたおにぎりをいただき、コーラを飲んですぐにスタートする。この先は登りなので歩きだ!滞在時間は3分。登りではFBを更新。これはランナーズウエルネスさんからできる限りで良いので大会の様子をアップすることを協力を求められたので積極的に行いました!でも歩いているついでなので有効活用!お約束のおにぎりもアップする!

38km付近から下りとなるので登りが緩やかになったら走り出そう。約10分歩き続けてようやく下りと緩やかな登りで動き出した。稲子湯から約20分経過して、八峰の湯に向けての長い下り坂に入る。
初めはヘアピンカーブの連続で下っていく。ランナーは日影を求めて右側車線にも移動して走っているが、ツーリングバイクなどもいるので危ない。車通りのある区間では左側通行を徹底して欲しい。
小海リエックスに到着すると、この先は直線的な下りとなる。そしてまもなく40km地点の計測とエイドを迎える。

40km 4時間55分29秒 37分57秒

右側の広場に仮設トイレがある。そしてここでは42kmランナーはゴールがまもなくなので立ち寄らない。ここまで我慢してきたトイレショータイム1回目となった。並んでいるランナーは4人。これならばロスは少ない。
初めて止まって待っている間には【筋膜リリース】だ。トリガーポイントを取り出して太ももを解す。左右均等に行いリラックス。そこにスタート地点でもお会いしたMさんが到着。4回目の挑戦で初の完走を目指す!ここまでは今までで最速タイムと言うことだった。
トイレを済ませエイドで手を洗いバンダナを濡らし、補給を済ませて走り出す。先程のラップは稲子湯後の約10分を歩いても37分なので、下り区間を上手く走れていると言うことだ。
次の5kmはトイレ休憩も含む時間となる。50kmを見据えて計算すると、次の10kmで1時間20分で走れれば6時間15分。下りなのでこの時間に対して貯金ができれば良しとしよう。45km通過は40分+αで考えよう。
まもなくして八峰の湯。荷物預けはないので入口にあるエイドを利用してすぐにスタート。山の中から開けてくると風が向かい風となって強く吹き付けてくる。しかし空気は冷たく気持ち良い。陽射しは青空の下なのでジリジリと火照りを感じる。さてこの風は小海から北相木村付近ではプラスとなるのか。馬越峠以降は向かい風になるのは分かっている。後半の進み具合によっては寒さ対策も必要か?

松原湖手前ではメダリスト島田さんが応援してくれていた!写真を撮ってもらい通過!そして松原湖の登りを行くと私設の美味しいお水を出してくれているお宅がある。『いつもありがとうごさいます!』と言うと『そう言われてもこっちは顔も見てませんよ(笑)』と。たくさん来ますもんね。でもありがとうございます!


45km 5時間37分56秒 42分27秒


その後4年前の転倒&骨折ポイントを無事通過し、国道141号線のエイドまで下ってきた。エイドの先の信号を確認しながらギリギリ渡れるタイミングですぐにスタート。バンダナだけはしっかりと濡らした。小海線の踏み切りを過ぎてから千曲川を渡ってからの登りは早歩き。そしてその後は50kmまでの下りをしっかりと走った。後続のランナーが徐々に追い付いてきて追い越されていく。その中に杉田さんの姿もあり、50km地点には一緒に到着した。


50km 6時間10分 32分36秒


19野辺山ウルトラマラソン完走記~第2章~


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