今年のクリニックでは時間がなくて伝えられなかったことがあります。それは数々の失敗から学んだことでもあります。
『気持ちのスイッチを入れ直そう』
ウルトラマラソン31年目ではありますが、その戦績はすべてが完走ではありません。サロマ湖5回リタイア・富士五湖富士五湖5回リタイア・野辺山1回リタイア・秋田3回リタイア(1回時間外完走)・くびき野1回リタイア・小江戸大江戸3回リタイア・川の道1回リタイアetcその失敗の理由は様々です。
しかし共通する部分は【気持ちで諦めてしまったこと】収容車から走っているランナーを見てなんで止めてしまったんだろうと後悔したり、ゴール地点に笑顔で戻ってくるランナーを見て羨ましくて仕方なかったことなどがあります。
数年前の小江戸大江戸200Kのレースで終盤、歩くばかりになってしまい1km10分以上。最終関門には間に合いそうだけど、残りの距離と今までの掛かる時間を考えると諦めモードになり、自宅から応援に来る家族にSOSのLINEをしてしまいました。気持ち的には終了( ̄▽ ̄;)と決めていましたが、エイドに到着すると多くのランナーが。そして『鈴木くん!ギリギリだけど行けるよ』との声が。『いや、もう歩いてばかりで間に合わないので止めます。』『走れてれば大丈夫だから、先行ってるね。』と声が掛かります。
椅子に座り食べ物を食べながら『ここにいて間に合う人がいるのに諦めるのか?』時間を確認すると、残りの距離をサロマ湖の後半と同じペースで走れば間に合うことを確認。『サロマ湖の様に歩いて走っての繰り返しならば行けるんじゃない』と思った瞬間に『行こう』となりました。迎えに来た家族には『行けるところまで頑張るよ』と伝えスタート。
それまで歩きながらでも痛かった脚が走れる様になったんです【秘技電柱走り】を繰り返しながら、先行していたランナーの方の姿も追い付かないにしても見えるようになり、ペースを取り戻しました。最終的にはなんとかゴールまで制限時間内に辿り着き完走までこぎつけた形です。
また2012年の野辺山では中盤からハンガーノックに( ̄▽ ̄;)馬越峠は65分掛かり、80km手前で11時間30分を経過していました。『もう間に合わないや』と休んでいると、エイドに到着した関西のおばちゃんが『コーラあるやんこれで元気になって完走できるわありがと~』と元気に坂を下っていきました。これを聴いて『諦めちゃ駄目だなここからは下り坂、とにかく進んでみよう』と少しずつ惰性で走り出しました。すると少しずつペースが回復下りの5kmを32分で下り切り、残り10km80分までこぎつけることができました。その後もタイムを気にしながら必死に頑張り、なんとか制限時間ギリギリの14時間ジャストでゴールすることができました。
この時に学んだのが最初に記した
『気持ちのスイッチを入れ直そう』
この言葉を頭の隅にでも覚えておいてくださいそれにより少しでも前に『(収容車に)乗ってください』と言われるまで進んで欲しいと思います。ウルトラマラソンは波があります。駄目だと思っても復活することも多いので諦めずに最後まで頑張りましょう。
※最後にアート鈴木は今年は【チャレンジャー】です。皆さんの背中を押せるほどのランナーではありません。走るランナーの皆さんと共走して励まし合い、鼓舞し合ってゴールを目指したいと思います。
富士五湖で知り合いの方に『今年もサロマ湖駄目だね』と言われました。悔しい気持ちでいっぱいになりました。2022年野辺山・2023年会津磐梯山以来完走から遠ざかっています。【チャレンジャー】としてサロマ湖に立ち向かいますが、楽しみながら👍頑張ります😁
皆さんよろしくお願い致します🤲
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