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中国茶・台湾茶と旅行 あるきちのお茶・旅行日記(旧館)

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2007.04.18
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カテゴリ:お茶
さて、前回の続きです。

新品種の清茶は、かなり香りが複雑になりすぎるという欠点があることが分かりました。

さて、それでは次のテーマ。

・青心烏龍種の方が美味いのか?
・春茶と冬茶はそんなに味が違うのか?


を確かめてみましょう♪


<文山包種茶・06春茶>

ということで、取り出したのは、坪林に行って買って来た文山包種茶。
比較的リーズナブルプライスのお茶です。

茶葉はこんな感じです。

文山包種春茶茶葉

茶水はこんな感じ。

文山包種春茶茶水

さて、まず香りが非常にスッキリとした香りです(^^♪
この段階で、青心烏龍の勝ち(笑)

味わいは比較的アッサリなのですが、とにかく香りの立ち方はスゴイ。
これが春茶の特徴ですね。

お湯の温度が少し高かったためか、少々、生っぽい味まで出てしまっています。
春茶は少し湯温を低めにした方が、やはり良いですね。
リーズナブルなお茶のせいか、味わいは少し物足りない気がします。


<冬片文山包種茶王・06冬片>

次に、冬片を飲んでみましょう。

冬片は、冬茶の収穫後、より寒さが厳しくなってから収穫されるお茶です。
この前の台湾旅行記でも書いてますが、去年は暖冬だったため、冬遅くに収穫したものの方が圧倒的に美味いのです。

まず茶葉はこんな感じ。

文山包種冬片茶王茶葉

茶水はこんな感じ。

文山包種冬片茶水

さて、茶水の段階で、香りの立ち方が全然違うことが分かります。
春茶はある意味直線的にガツンと来るのですが、冬茶の香りの立ち方はそれに比べるとずっと穏やか。

そして、茶水を一口含んでみると、トロンとしているのです(^^♪
茶水の中の旨み成分が段違いに多いというか。甘いのです。

値段が全然違うので、ある意味当然ではありますが、これは美味い♪


・・・というわけで、よく言われるように、

・香りの春茶
・味わいの冬茶


という説明が、そのままストレートに反映された結果になりました。


さて、ここまで、まとめますと、

・新品種で作った清茶は、香りのバランスが崩れやすい
 →ひょっとしたら、美味いのもあるかもしれませんが、そういう傾向が出やすいみたいです。

・新品種と青心烏龍種を比べると、青心烏龍種の方が香りがピュア
 →スッキリとした、よい香りだと思うのは、やっぱり青心烏龍種でしょうか。

・春茶と冬茶では、かなり個性が違う
 →春茶はホントに香りが高い。一方、冬茶の味わいは大変美味しい。味と香りのどちらを重視するか次第ですね。

となりました。

春茶・冬茶については、「文山包種茶って、ちょっと青っぽくて苦手・・・」という方は、冬茶の方がオススメです。
ある意味、全くの別物です。
#私、個人的には冬茶の方が好きです。でも、水出しには春茶の方が向いていると思うんですよね。不思議ですが。


よく言われている通りの結果になりましたが、実際に目の前に並べてみて飲み比べると、ホントに違いがよく分かります。

是非一度体感してみてください(^^♪


春茶


冬茶


ここ、両方置いてます
http://www.taiwancha.net/baozhong.html


<清茶・包種茶って何? その2>
蛇足、第2弾。
包種茶の説明 その2です。

これはややこしいので、別に知らなくても何の問題もないと思います(苦笑)
でも、これを知っておくと、いい加減な知識のお茶屋さんか、そうでないかを見分けるぐらいの参考にはなるかも。

その2)お茶の発酵別の分類としての名前

包種茶という言葉には、お茶を発酵度で分類したときの呼び名としての意味もあります。

お茶の分類的に行きますと、発酵度が50%未満(←この数字は諸説ある)のお茶が包種茶と呼ばれます。

お茶の発酵度順に並べると、

不発酵   ←    50%    →    全発酵

緑茶  <  包種茶  <  烏龍茶  <  紅茶
    (この辺、通常は 青茶 で一括り)

という感じですかね。

そうなると、包種茶と言っただけでは、かなりの数のお茶が含まれることになります。
この意味で使う、包種茶の場合、それぞれ形状によって分類されてまして、メジャーな台湾のお茶だけ分類してみます。
#実は、台湾のメジャーなお茶は、殆ど包種茶に分類されてしまうのです。でも、東方美人は発酵度が高いので烏龍茶ですね。

1.條形包種茶 ・・・ 細長いお茶。文山包種茶など。

2.球形包種茶 ・・・ 完全に丸まっているお茶。木柵鉄観音。

3.半球形包種茶 ・・・ 球形ほどではないものの丸まっているお茶。凍頂烏龍茶、台湾の高山烏龍茶など。

4.圓條型包種茶 ・・・ 半球形ほど丸まっていないもの。龍泉包種茶など。ある意味、古典的なお茶です。


・・・ということで、結局、何が言いたいかといいますと、包種茶という言葉と清茶という言葉は、同じ意味ではない、ということでした。

「包種茶という言葉の指す概念は、清茶より広い」ということになるでしょうか。

清茶という言葉は、単に発酵度が15%ぐらいのサッパリしたお茶を指しているようです。


で、ここからは論理学の授業みたいですが、、、
包種茶には以上の発酵度分類としての意味があるという立場に立つと、

清茶 は 包種茶のことだ

はOKだけれども、

包種茶 は 清茶 のことだ

は厳密には用語の使い方がおかしい、ということになります。

天邪鬼な物事を厳密に捉える人に会うと、ツッコミを受ける可能性がありますので、その防衛のための予備知識としてご活用ください(苦笑)


ちなみに・・・

清茶は台湾のあちこちで作られています。

文山包種茶と言う場合は、これは台北近郊の文山地区(台北市木柵区・石碇郷・坪林郷あたり)で生産されている包種茶のことになります。

ですので、

文山包種茶 は 清茶 である

はOK。

でも、

清茶 は 文山包種茶 のことである

は間違いです。
軽発酵の清茶は、いろんなところで、作られてますから(龍泉包種茶、南港包種茶とか)。


うーん、自分で書いていても、何だか、ややこしい(^_^;)

以上は、知らなくても別に良い内容だと思いますが、知識のあるお茶屋さんかどうか見分けるのには、役に立つ?かも。。。
#特にネットショップは分かりにくいですからね。まあ、知識があれば美味いお茶があるとは限りませんが、逆だったことはあまり無いですねぇ。





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Last updated  2007.04.19 01:10:57
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