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カテゴリ:読書と自分と
あたりまえのように『喜怒哀楽』と、使ってはいるけれど、 怒と哀とはくっきりしているけど、喜と楽とは似通ってはいないか。
鏡に向かってみる。
『怒』は簡単だ。 軽・中・強の3段階くらいは、表現できそうだ。 ・軽)不機嫌そう ・中)睨みつける、隠しきれない ・強)抑えきれない、歯を食いしばる
『哀』はちょっと、悩む。 大げさに涙をながすと悲哀の『悲』になってしまいそう。 哀愁の『哀』だと、もの静かな感じ。 思考ではあきらめながらも、顔に出る、「涙をこらえた泣きわらい」。
で、『喜』と『楽』との違い? 両方とも、笑顔だし、どうやって、仕分けるのだろう。。。 漢字の字面(形)でみると、『喜』は口をあけて、『楽』は目を閉じている。
『楽』には、遊びとか余暇の要素が強いかも。 行楽とかお楽しみ会とか。 苦労が少ないという意味もあるかな、『楽ちん、楽ちん』『安楽』『楽園』『楽市楽座』『楽勝』 積極的ではなくって、受け身な感じもある。 漢字の成立ちは、「どんぐりをつけた楽器」 http://okjiten.jp/kanji261.html
『喜』には、「歓喜」とか「狂喜」とか喜色満面とかで協調されたりするけど、 「喜々として、こどもが走る」だから、普通によろこぶってことか。 漢字の成立ちは、「(楽器をつかって)神様を楽しませる意味」 http://okjiten.jp/kanji680.html
この2つを差別化するのは、自分には無理だなぁ。 馬締さんの『大渡海』に、たすけを求めようか。。。
で、『舟を編む』を読み始めて思いだしたこのネタ。 昔からの疑問に再度、向かい合ったものの、やっぱり、敗退。。。
自分の記憶に間違いがなければ、 直木賞・芥川賞発表の場所は、『新喜楽』というお店だったはず。 で、ここでも「喜」と「楽」はつかずはなれず、 差別化は、ちょっと、無理みたいかもしれないね。。。
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最終更新日
2016年05月04日 15時42分18秒
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