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カテゴリ:読書と自分と
さて、11~12月に『愛!』、12~1月に『アマゾン大樹林』を読みました。
どちらも20世紀の終わりの頃の本。 コロナが始まる前から、山田正紀さん、夢枕獏さん、と読み渡ってきて、さらにこの2冊。 1980年代に日本冒険険作家クラブが結成されていて、そこに所属していた作家さんの旧作を読んでいる状況。 ここんとこで読んできた本は、かならずしも典型的な冒険小説のジャンルに閉じ込められているわけでもなく、守備範囲の広い作家さんばかりで、あえてくくるならエンターテイメント。 1)今回の2冊、あとがきの共通点 ・冒険小説の舞台が失われることについての言及。衛星カメラ、GPS、など、地図に白抜きが無くなる2000年のころ、冒険小説が成立しなくなるのではないか、といわれていたが、秘境(探検)小説ばかりが冒険小説ではなく、そこは作家さんの技の見せ所。ハックルベリィフィンだって、死体を見に行く子供たちだって、どらえもんの劇場版だって、冒険なのだと自分は思うし。 ・それにしても。RPGとか異世界アニメとかで、毎年幾百もの冒険者が生まれ続ける21世紀、冒険作家クラブが存続していたとしたら、どういう職能の作家さんが所属していたのだろう。南極調査隊に帯同する女子高生なんてのも、秘境ものにかぞえていいものと思う。 2)コロナ時代に読む本は、、、 ・「外出自粛」のうつうつした時期だからこそ、真反対のアマゾンの青い空に惹かれたのかも。20年ちかく積ん読だった本を手に取りました。 ・「復活の日」は、今に読むにはちょっと濃すぎるかな。 日本冒険作家クラブ【中古】 ヒトラーの黄金 アマゾン大樹林 / 田中 光二 / 徳間書店 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】 【中古】 愛! / 日本冒険作家クラブ / 徳間書店 [文庫]【宅配便出荷】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月02日 09時15分51秒
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