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カテゴリ:スピリチュアリズム
マタイ伝24章3~14にイエス・キリストが聖書の中で語った「人類最後の日」の予言が、記されていることは前回述べた。人類最後の日とは、ここに記された徴が全て成就した時を言う。黙示録の七つの封印とともに未来の終末予言として、信者の間で知られている。黙示録については、解釈が難解であるが、ハル・リンゼイ著『地球最後の日』(いのちのことば社)を参考にしている。マタイ伝の「人類最後の日」の解釈については、少し古いが、ロバート・L・ハイマー博士(米国)の説を参考とする。以下13の徴が指摘されている。
1. 偽キリストの出現 2. 戦争と戦争の噂 3. 世界的な飢饉 4. 疫病の流行 (AIDS,SARS,狂牛病など今や人類は地球規模の壊滅的疫病流行の危機に瀕している。) 5. 地震 6. 世界的な宗教の迫害 (共産圏などやサタンを崇拝する新興宗教の出現など無神論者の増大を意味する。) 7. 偽予言者の出現 (今や占いは、世界的に流行している。) 8. キリスト教会の没落 (冠婚葬祭といった形式的な存在になってきている。) 9. 愛の欠如 (尊属殺人の急増は、象徴的である。) 10.ユダヤ人のパレスチナ帰還 (1947年のイスラエル建国) 11.セックスの混乱 12. 暴力の増大 13.キリスト教の教義が世界中に広まる。 今やすべての徴が成就している事がわかる。偽キリストの出現は、すでに事実となっているが、自分をキリストだと呼ぶ教祖の出現を意味するだけではない。UFO信望者の間で昔からささやかれてきたUFOや宇宙人による人類救済の噂も同様に扱われ、最近の動向には特に注意せねばならない。過去の日記「スピリチュアリズムによる検証4」で述べたとおり、魂の成長にとって、いつまでも関心をむけていてはいけないどちらでもよいものとして、スピリチュアリズムでは、批判的である。 ヘミシンクで、遭遇したUFOや宇宙人達が、人類を救済してくれるという情報は、今の所高級霊界通信には確認されていない。たとえば、幽界からの物質化して表れた乗り物がUFOとして肉眼で見られる場合が稀にあるとされるが、多くは幽界からの低級霊のアクセスだと考えられる。だとすると、彼等は、救済を装って、人類を混乱に陥れ、滅亡から目を反らさせているだけである。更には、キリスト教で言うサタンのように、彼等の救済のプロセスは同じだが、最後は人類を滅ぼすことを目的としているかもしれない。常に検証しながら、精神世界の極端な情報には特に振り回されない事だ。 たとえ先行きが困難な時代にあっても、守護霊を信じ、常に意識を自分に向け、今生で与えられた人生を存分に生き、どのような課題に対しても最高の結果になるように努力することが霊的真理に合致する。今をいかに生きるかである。そして、永遠を見つめながら、泰然と生きたいものである。 イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか。」 イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがメシアだ』と言って、多くの人を惑わすだろう。戦争の騒ぎや戦争のうわさを聞くだろうが、慌てないように気をつけなさい。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。 しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」(マタイ伝24章3~14) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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