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2016.06.06
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カテゴリ:ヘミシンク
ヘミシンクから垣間見た死後の世界 第二部


2ヘミシンクのよる死後世界
(1)ヘミシンクによる死後世界分類
 スピリチュアリズムでいう死後世界をヘミシンクでいう死者の意識と対比する。
 フォーカス21からフォーカス26までが幽界中間帯、フォーカス27から幽界上層、フォーカス35から上が霊界ということになると体験的に思われる。

(2)Hell(地獄)の風景
 2006年3月26日のワーク中の体験から述べる。はじめてフォーカス21へ行った。このフォーカスは、この世(物質界)とあの世(非物質界)との境界に達する意識レベルである。ガイドが何を見せてくれるのか?
  
『 薄暗い洞窟の中を赤黒い溶岩のようなゆっくりとした流れが目に入った。その流れは虫のようなうごめく多数のスピリットであった。時々その赤黒い存在に向かって、発光した白いスピリットが降りて来た。救助に来ている上の界のスピリットと思われた。接触するような距離に近寄っていく。協力して助けようとしている場面も見られた。だんだん私の眼下の方がやや発光しているのに気が付いた。
このワークショップ指定のツールを使っているので、私も多分外から見ると光の球に包まれて、空を飛んでいる状態なのだろう。私の左側から、また、光るヘルパーがそのうごめきに向かって、飛んでいく。一つまた一つと。突然、あるスピリットがクローズアップされた。100メートルくらいの距離から顔の分かる数メートルのところまで近づいていく。赤黒い顔や体は人間の時と比べると明らかに崩れていて醜い。しかし、苦しんでいる心の様子が感じられた。私の過去の分身か先祖かもしれない。光のボールで包んでやると救えると聞いていたが、眼前の光景に圧倒されて余裕がない。
 もたもたしていると、場面が変わり、地面に降り立つ強烈に光輝くスピリットの姿が見えた。すると、周りに蜘蛛のように夥しい黒いスピリットが取り囲み、その白く輝くスピリットを飲み込んでしまうかの勢いである。ちょっと心配になりかけたが、その黒いスピリット達は、接触した途端に光りながらどんどん天上の明るいスポットめがけて昇っていく。その光景は実に感動的で美しい場面であった。何百何千というスピリット達が天使のように光輝いて上昇して行った。彼らは、天に向かって連なりながら成仏していくのだろうか?やがて、洞窟の別の場所でもどんどん天の輝くスポットに吸い込まれていく光景が見え出した。ここで時間切れとなり、引き戻された。』 
(拙著『ヘミシンクによる未来世体験』から引用)

(3)Heaven(天国)の風景
 2006年3月26日のワーク体験の続きから述べる。再度フォーカス21に行った。この前のワークで低級界の光景を見せられたわけだが、ここはあの世とこの世との境界である。この時、アイマスクの真っ暗なスクリーンに見せられた映像は、天国だった。

『青々と緑色の草の生い茂っている丘が見えてきた。目を丘の上の一点に固定した途端、緑の絨毯の上を様々な色をした花々が咲き始めた。白、黄、赤、紫、ピンク、青、といずれも有らん限りの原色で、言葉では尽くし難い美しさだ。目を遠方へ転ずると、これを追っかけるようにどんどんと花が咲いて、ずっと遠くの丘の麓まで急速に広がっていく。しばし、散歩するように、この光景を楽しんでいると、やがて、美しい山と湖が見えてきた。そこから、急に湖の上をモーターボートのような早さとスピードで、滑るように飛び出した。
  しばらく行くとトンネルが現れた。トンネルに入ると、途中で左右に分かれたが、右側のトンネルに導かれた。すると、また、更に鮮明で美しい湖に出た。 周りの草むらには、人影はない。人探しをするように見回していると、湖畔の木の枝にネオンのように輝いている虹色のスピリットを見つけた。羽ばたき出したので、鳥だとわかった。透けていて、地上的表現で言えば、電気仕掛けのように輝いていて、これが例の不死鳥なのかと思った。この不死鳥に注視していると、ガイド役になった。
 すぐに動き出し、天空に舞っていくので、一緒に付いて行くと、空の天上が現れた。やがて青い壁のような天上を目がけてぐんぐん飛んで行き、まさに突き当たりそうになった。すると、その天上を嘴で破って中に入って行った。途端に私もそこからできた空気が漏れるような渦巻きの流れに従い、中に吸い込まれた。
 また、ここからトンネルを潜り抜けて、上の界に出た。山は、更に高くなり、森と湖のある一層神聖な感じのところだった。再び、この虹色に輝く鳥は天空に向かい、ここの天上を突き破って中に入って行く。更に同じ事を繰り返し、私は3層上の界に行った。そこは数千メートルの山々に囲まれた広大な緑の平原で、実に感動的な光景だ。
 既に不死鳥は、消えてしまい雄大な場所に私一人だったが、全く孤独感は無く、むしろ、愛に深く包まれているような言い知れぬ至福感が溢れた。太陽は一層光り輝いて眩しく、もう見るのは限界かと思っていると巨大な仏像のようなものが燦然と光輝いて見えてきた。 (続く)』
(拙著『ヘミシンクによる未来世体験』から引用)
(6)天国と地獄
 2006年7月22日のワーク体験から述べる。フォーカス21に行った。各フォーカスに対して、色を意識する。フォーカス15は青、フォーカス18はローズ、フォーカス21は白。今回は3月の時に見せられた『天国と地獄』をテーマにした。
 『真っ暗な洞窟が続く。かなり低次元の世界だろうか?暗黒の中で、時々遭遇する強力な発光するスピリットは、天国から来たヘルパーだと思われた。白い蛍光灯のようだ。目を凝らしていると、光る霧のような存在で、何かを探すアメーバーのようにも見えた。このスピリット以外は洞窟の中に動く気配は感じられない。洞穴をどんどん上に向かって進んでいくと湖に出た。
しかし、薄暗い。そこから現れた洞窟を通って行くと、今度は、ブラックホールのように吸い込まれ、宇宙空間のような所に出た。更に、また洞穴を通って、上の界に行った。今度は、少し明るくなって、先ほどの真白なスピリットと蠢いている赤黒っぽいスピリットが多数見えた。ゆっくりと溶岩が流れるように列をなして、洞窟の明るい方へ出口に向かって進んで行くようだ。
 白いスピリットは時として霧のように赤黒いスピリットを包み込んでいく。美しい光景だ。彼等を導くように、そこから、また、洞穴を通り、上の界へ行った。しかし、行けども行けども低級界は、続く。ここで、時間切れとなり、戻ったが、フォーカス12までは、ヴィジョンの残像が残っていた。』
(拙著『ヘミシンクによる未来世体験』から)

(7)天国の上の界
 2006年7月23日の体験から述べる。フォーカス18に行く。天国の続きであった。

『全体がかなり白く明るくなる。白くかすんだ森を抜ける。森の木々の間にまるでネオンのような虹色のスピリットが見える。そこから、オレンジ色の光に導かれながら、森を飛んでいく。空は、青く澄んで、コバルトブルーの海にスピリット達が泳ぐ。泳いでいくスピリットを見ていると、そのまま飛んでいく。体を波の上に乗せ、歓喜のあまり飛んでいくスピリットもいる。とても気持ち良さそうだ。遠くにはレンガ色をした街の屋根が見え、海上には船も見える。地上と同じような風景であるが、光輝く、かなりはっきりした色合いの世界である。
そこから、天の波間に向けて、流れができる。その大きな流れが渦になって、ホールになり、そこから上の界に抜けていった。そこは、更に、海の色が虹色に輝き、海辺のスピリット達は楽しそうに自由に泳いでいる。沐浴をする者もいる。ここで時間となった』
 光溢れる、愛に満ちた世界である。やっとカタルシスの時を迎えることができた。ここを訪れる者は誰でもこのまま永遠にここにいたいと思うであろう。そういう世界が天国なのだ。
(拙著『ヘミシンクによる未来世体験』から引用)
(8)故人との遭遇
 フォーカス21フリーフローでのワーク体験から述べる。ここでは、フォーカス21の住人に交信を試みる。もちろん故人との遭遇もある。
 参加者の中に他界した御主人に会う事が目的で参加されている御婦人がおられたが、この時も会えたそうである。故人に会う事を目的としてヘミシンク・ワーク等に参加されている方が結構おられる。幽界にフォーカス21から入る。亡くなって数ヶ月~数年は、ここに留まる故人が多いようである。
 幽界を三つ分けて、上層に相当するのが、いわゆるサマーランドやブルーアイランドである。フォーカス23の幽霊の世界やフォーカス24~26の信念体系領域は、幽界下層から中層にかけて存在すると思われる。その場合は、数十年~数百年、時には数千年とここに囚われる場合があるようだ。
 フォーカス15は、時空を超えて、過去世、未来世、死後世界に繋がる。ここでも死者と遭遇できる可能性が十分ある。ヘミシンクそのものに対する体験者の慣れ具合は別にして、もし会えない場合は、肉体の死後意識が覚醒していない(死から醒めない)状態とかガイドの意図とか何らかの理由があるようである。この時、私もちょうどこの年亡くなった父親や従兄弟等に逢う事ができたが、父親については顔が見えない暗い感じだったので、意識が回復していないのではないかと思われた。

『CDに促されてフォーカス21に入る。再び林が見えてくる。林の間にオレンジ色のスピリットが多数見える。突然これらの一部が、数個の円盤に変わり、驚いた。彼等もガイドなのだろうか?
 すぐに満開の桜の木が左右に見えてきた。その方向に向かって、たくさんのスピリット達が私の目の前をぞろぞろと歩いていく。明らかに皆人間とわかる姿をしている。追いかけて、正面から改めて移動する集団に『ヤー』と声をかけてみるが、全く反応が無い。
 やがて、左側の林の間から、結婚式のような光景が垣間見えた。庭で新郎と戯れているウエディングドレス姿の新婦だった。突然こちらを振り返って笑ったように見えた。そこには、この年の10月に亡くなった従姉妹の顔があった。亡くなったのは、65歳だったはずだが、20代の頃の若く美しい従姉妹がいた。
 幽界では、本人が望む若い頃の姿で現れることが多いそうである。なるほどと思われた。今度はと思い、同じ年の8月に亡くなった父や伯母に交信してみた。しかし、反応は無く、タイムアウトとなり、帰りかけたら、男の人の気配がした。提灯を持った和服姿の老人だった。暗くて顔ははっきりしないが、雰囲気から父親かもしれない』    
(拙著『ヘミシンクとスピリチュアリズム』から引用)
(9)フォーカス27体験1
フォーカス27には、以下の場所がある。
1) 受け入れの場所(Reception Center)
2) 癒しの場所や再生の場所(Healing& Regeneration Center)
3) 計画の場所(Planning Center)
4) 教育の場所(Education Center)

モンロー研のライフラインのCDを使った体験について述べる。
日本語訳が入ったものだ。

『フォーカス27に入ると、川や海そして港が見えて来た。まるで飛行機のようにすべてが鳥瞰的に見えていた。空は青く、雲が見える。牧歌的な風景もある。やがて空港のような所に出て、いろいろな乗り物でスピリット達が入口付近に向かって飛んでいた。単独で空を飛んでいく者もいた。きっと死者が向かう受け入れの場所なのであろう。また、病院のような癒しの場所も見られた。
 場面が変わり、地上の病院らしきところで、病室から、全体が暗い感じの女性の老人が、歩いて出てきた。その後に家族と思われる女性が泣き出しながら、続いて出てきた』
 後で、気がついたのだが、この老人は、死ぬとすぐ、自分の死を悟り、病室を離れて出て来たのかもしれない。ちょうど私がその場面に遭遇したわけだ。確かに死者が見えるというのは、地上では考えられないような妙な光景を目の当たりにすることもあるであろう。このようにフォーカスが、すぐに変わることはよくある。まさに意識の世界ならではである。ヘミシンクを介してあらゆる異次元へ行けるようだ。
(拙著『ヘミシンンクとスピリチュアリズム』から引用)
(10)フォーカス27体験2
 フォーカスとは、意識状態を意味するので、フォーカス23~27は、あくまでも死者の意識状態を指す。ちなみにヘミシンクでは聞き慣れないフォーカス22の世界も同様で、ドラッグやアルコールで体験する意識の世界である。フォーカス23は、二つの場合がある。故人の執着状態と孤独状態とを現す世界。集団の場合もある。フォーカス24~フォーカス26は、信念体系領域である。いわゆる類は友を呼ぶ世界。フォーカス27は、輪廻の中継地点と呼ばれるが、フォーカス26以下でも輪廻して再生する場合がある。この辺は、スピリチュアリズムの見解とも一致する。

『フォーカス23から、森の中に入る。点在する淡い光の列。フォーカス24に入ると、理由はわからないが、急にまばゆいばかりの光が見え、大きなエネルギーを感じた。フォーカス25では、薄くらいが、広大な日本の寺院の境内に似たところが現れた。多くの僧侶達が行き来していた。
 フォーカス27に入ると空が虹色になり、飛行機のように鳥瞰的に見ていた。まず、うっすらとした中にビル街が見えてきた。そこから、大きな公園になり、木々の間から、多くのスピリット達が観察された。急ぐ者は無く、皆ゆっくりと歩き、連れ立ったり、ベンチに腰を下ろしたりしていた。ちょうど桜の木が満開で、それが続いて咲いており、とても情緒あるすばらしい場所だった。
 CDに促されて帰還しながら、フォーカス23で再び森の中に夥しい数の淡い光の玉が点在し、印象的であった。いわゆる孤独状態にいる1人1人が作りだした想いの世界が遠くからそのように見えているわけである』      拙著『ヘミシンンクとスピリチュアリズム』から引用)





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Last updated  2016.06.06 16:57:34
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