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2022.12.10
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読レポ第802号

 

ぶり返す「怒り」「さびしさ」

「悲しみ」は捨てられる!

著:心理学博士 古宮 昇

発行:㈱すばる舎

 

第2部ぶり返す感情への”緊急”対処法

第4章やっぱり「自分はダメ人間だ~」

「むなしさ・悲しみ」をまずは止める!

 

4こころを縛る「メッセージ」にきづこう

 

☆失敗、挫折する機会はあったか?

私たちは、失敗の危険に挑戦して自分の可能性と力を伸ばし、自分の良さを発揮して自分らしく行きたい、という自己実現を求める強烈な衝動があります。

失敗や挫折は必要なのです。、まずは挑戦し、失敗を乗り越えてついに達成したときにこそ、成功の喜び、成長の喜びが得られます。

何でも親が先回りして、子どもを失敗させないようにすれば、成長の喜びを得られず、いつまでも自信がつきません。

子どもは過保護な親から、次のようなメッセージを受け取ります。「あなたは能力が低いから困難に挑戦しても失敗するでしょうし、失敗の痛手から立ち直る強さもありません。だから親であるわたしの保護と力が必要です。

過保護な親に育てられると、慢性的な自信欠如感を抱えて育つことになります。

さらに「親はわたしを無条件に愛し、認め、受け入れてくれない。親の課す条件を満たさないなければ愛してくれない」と感じて、失敗が怖くて挑戦することを難しくする。
たとえば、スポーツでも「試合に負けると、わたしは親の愛を得る価値がない人間だということになる」と感じます。

同じように「親の課す条件や期待に応じない限り、愛してくれたり認めてくれたりしない」という感覚をもって育つと、失敗が怖くて挑戦からしりごみしがちになります。これでは成長している実感が持てませんから、いつまでも自信がつきません。

自己実現を求める衝動は、いのちあるものに内在する根本的で激しい衝動です。ですから、精一杯の自己実現をしながら生きているのではないとき、いつも胸に深い空虚感と悲しみを抱えながら生きることになります。

過保護な親自身も愛情飢餓が一因で、子どもの関心を集めないないと、さびしくて仕方がないです。

また、親自身が自己無価値感から、子どもから頼られる必要から、自己無価値感から逃れ、自分の価値観を感じるようとしているのです。

 

と著者は述べています。

 

確かに過保護な親は、子どもが失敗しないように先回りして失敗しないようにしています。子どもが成長するに従って、「自己実現を求める強烈な衝動が」ドンドンと芽生えて、親からみれば、「反抗期」という名で子どもと親の駆け引きが続く。その「自己実現を求める強烈な衝動」を親がむりやり、一歩的に抑えこもうとするとマスマス反抗的になります。子どもの「自己実現を求める強烈な衝動」をしっかりと肯定的に受け取ることが必要です。
Youメッセージではなく、Iメッセージで伝えることです。
挑戦すること、新しいコトをすることは、「自己実現を求める衝動」は、自信の芽になってやがて自己成長につながります。

過保護だと思っている親は、自分自身の愛情飢餓である寂しさや自己無価値感と自分に向き合うコトです。

 





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Last updated  2022.12.10 15:32:03
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