アシルパ読書の部屋！

読レポ第815号

ぶり返す「怒り」「さびしさ」

「悲しみ」は捨てられる！

著：心理学博士　古宮 昇

発行：㈱すばる舎

第2部ぶり返す感情への”緊急”対処法

第6章ひたすら「求めすぎて傷ついちゃう」
「不満・さびしさ」をまずは止める。

3、ひたすら「理想の人」を追い求めるワケ（2/2）

♡「人に求めすぎてしまう」ときの即効セラピー

①まずあなたが満たされることが大切です。自分自身に優しい言葉をかけてあげましょう。とくに、怒り、嫉妬、マイナス思考、怠惰さ、人の不幸を願う気持ちなど、あなたが「良くない」と感じる感情や思いが出てきたときこそ、その人間的な弱さをもつ自分のことを、あなた自身が認めて受け容れてあげましょう。

②あなたに必要な優しさを与えてくれる人はいませんか？
もし、あなたが今まで求めることを怖がってきたのなら、その人に思い切って求めてみましょう。相手に無理のない範囲で。その人にはあとで返せばいいのです。人は持たれつですから。

③人との関係はギブ・アンド・テイクが基本です。

あなたはひとに与えすぎてイヤになっていませんか？また、他の事柄については、誰かからおうとし過ぎて、相手がイヤになっているということはありませんか？
相手に喜んでもらえることをしたり、相手が欲しているものをあげましょう。そのとき、あなたの独りよがりではなく、相手がホントに欲しいものを、あなたの無理のない範囲で与えましょう。

なお、あなたに与える気持ちのない相手に求めても、あなたがさらに傷つくだけです。あなたが欲しいのは幸せや喜びの感情を得られる、もっと良い方法を探しましょう。

と著者は述べています。

確かに、自分の中に湧き上がる怒り、嫉妬、マイナス思考、怠惰さ、人の不幸を願う気持ちなどは、誰もが持っているものです。その自分のありのままの感情を否定しないで受容するコトです。誰もが持っているのですから。それを、行動にださなくても自分の中で「今、私は怒っているんだな」などと受け止めることです。メタ認知です。人は誰もがマイナスの気持ちを持っているのですから。自分の気持ちを認めるコトです。