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2023.02.13
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読レポ第863号

ぶり返す「怒り」「さびしさ」

「悲しみ」は捨てられる!

著:心理学博士 古宮 昇

発行:㈱すばる舎


第3部つらい感情を洗い流す!
「5つのセラピー+α」

♡α、「心理カウンセラーに話してみよう」

(親に対する「偏った思い」を癒す)
 親に対する「怒り、憎しみ、悔しさ、残念さ」などのマイナス感情も、あるいは、その反対の「理想化、あこがれ、甘え」などのプラス感情も、親の真実の姿がみえていない偏った認識から生まれ、こころの制限や重荷や苦しみの原因になります。

そのことに関連して、五十代の女性心理カウンセラー二人がつぎの体験を語ってくれました。

 お二人とも、ご両親への深い感謝の気持ちをもっておられました。でも感謝の気持ちと同時に、お母さんに対して軽蔑心と不満も抱いていたそうです。でも、お母さんが亡くなったことがきっかけとなり、こころに変化が起きて、マイナス感情が和らいだそうです。すると、こころの歪みが取れて、お母さんの遺体を見たときに「こんなにきれいな人だったんだ」と驚いたそうです。

 二人の女性カウンセラーのうち一人は、葬儀場が混雑していたため、自宅に三日間も遺体を置いていたそうですが、日を経つにつれてお母さんへの怒りが和らぎ、お母さんへの愛を深く感じるようになったそうです。すると、お母さんの顔がどんどん美しく見えていったと言っています。

 もう一人の女性カウンセラーは、お母さんとの間で起きたことを振りかえるにつれて、お母さんへの軽蔑心が薄まり、本当はどれほどお母さんが強く優しい女性だったかが初めて理解できた、と言っています。すると、焼き場でお母さんのお骨を拾うとき、「こんなに白くてきれいなお骨は初めて見たわ」と思ったそうです。それとともに、お母さんへの愛が今までより強くわいてきたそうです。

 二人とも、このときから、人に対してより優しい気持ちになり、人の欠点を受け容れる器が大きくなった、と語っていました。

 もし、親が生きている間に親への怒りや傷つきを癒すことができれば、親との関係がもっと良くなり、人生も人間関係もさらに豊かなものへと変わっていきます。

 前述しましたが、こうした変化を助ける優れた方法に「ディマティーニ・メソッド®」があります。「ディマティーニ・メソッド®」 は、こころの苦しみを解決して成長するための効果的な方法です。あらかじめ用意された質問に答えていくことによって、人や出来事や自分自身について、実感をともなった新しい気づきを得て感情が大きく変わります。

 「ディマティーニ・メソッド®」を行う資格持って活躍するファシリテーターは全国にいます。「ディマティーニ・メソッド®・ファシリテーター」で調べ、手伝ってもらうと良いでしょう。

と著者は述べています。

 確かに、親に対する「怒り、憎しみ、悔しさ、残念さ」などのマイナス感情や、その反対の「理想化、あこがれ、甘え」などのプラス感情もあります。どちらかというと、マイナス感情に偏った感情になりやすいです。私も以前、亡くなった父に対してマイナスの感情を介護する前には、持っていました。

 でも、介護の前の1年前から心理学を学ぶためにメンタルトレーナーの講座に通い、その講師の師匠から毎回、「愛情」が一番メンタルトレーナーには、重要だと毎回に述べてくれて、自分の中かに「愛情とは何か?」の問いがでてきて、父へのマイナス感情よりもプラスの感情の方を意識するようになってきてきました。

 また、同じ頃に自己表現の師匠にも久に合うコトができて、その師匠は、「過去のマイナスを手放すコト」。過去のマイナスを手放さないから、マイナスにフォーカスしてしまい、プラス

が見えて来ないのです。人は、ついついマイナスのコトにフォーカスしがちです。
 過去は取り戻せないので見方、捉え方を変えて手放すことです。それには、トレーニングが必要ですが、見方、捉え方を変えて手放すことができるようになったら、自分のこころが豊かになって行きます。自分の人生が、穏やかで幸せな人生になって行きます。

 過去のマイナスの見方、捉え方を手放すコトです。

 





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Last updated  2023.02.13 10:12:25
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