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カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第877号 改訂版アサーション・トレニンーグ さわやかな〈自己表現〉のために 著:平木典子 発行:㈱日本・精神技術研究所 第一章アサーションとは 4、なぜアサーティブになれないか(4/6) d、考え方がアサーティブでない
・愚痴をこぼしてはならない。 ・おとなは子どもより偉い。 ・先生は生徒よりすぐれている。 ・負けることはよくない。 ・上司に従うべき ・人を傷つけてはならない などなど…… 私たちは、多くの常識といわれる考えや思い込みを正しいと信じて生活してます。これからの考え方は、親や先生などのおとなによって、、子どもの頃からさまざまな形で教え込まれます。よく考えてみると、それはおとなの都合のいい言いわけであったり、おとなが子どもを自分の考え通りに動かすために操作的な理屈であったりすることが多いのですが、子どもは受け入れられ、養育してもらうために、本能的におとなの言うことに従おとします。実は、それらの考えは不都合であり、誰にでも適応されるわけではないのですが、そんな関係を続けていると、それが当然の真理であるような気になり、それに合った行動しかとれなくなるのです。 他者の老いに合わせて、自分の希望や欲望を抑え、謹慎されることの多い生活を送ることになるのは、このような無数の不都合の考え方に縛られているからにほかなりません。不都合な考え方を基準にして生活するということは、自分を自分の内面でコントロールしているというよりも、外的な基準でコントロールしていることになります。もちろん、文化的、伝統的に大切にした考え方や、地域によって多くの人が守っている対人関係の知恵はあるでしょう。それまでも、すべてが悪いといっているわけではありません。 しかし、アサーティブな人は、それも含めて対人関係の場面で自分の考えや気持ちを大切にし、敵意やへつらいなく、それを言って見ることができるのです。 アサーションは、ものごとのアサーティブなとらえ方と、密接な関係があるということです。 考え方のアサーションについては、第3章でさらに検討します。 と著者は述べています。 「自立期」と変えることで、親も自分の正しさを押しつけることが減少してきます。また、親もアサーティブな言動に変わっていくと思います。自分も子どもを互いに尊重し合える関係になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.02.27 21:11:01
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