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カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第950号 「孤独」のちから 著:諸富祥彦 発行:㈱海竜社 第2章「ひとり」になれば、なぜ人生はうまくいくのか? 5、どんな「人生という作品が」をキャンパスに描くか 普段から人生のビジョンんを描いておく 人間関係に悩み、疲れていると、自分がどういきたいのか、わからなくなります。ひとりでいるとき、自分自身に「どんな生き方がしたいの?」と問いかけても、かえって混乱することもあると思います。 私の専門はカウンセリング心理学です。カウンセリングでは、その人が自分と自分の人生を見失っているときに、人生全体を見つめてもらうお手伝いをします。自分がこれまで生きてきた道のりを、少し離れた地点から見直してもらうものです。 カウンセリングルームでお話をお聴きしているうちに、「私、こんなふうに生きてきました」と言う具合に、だんだん自分の人生が見えてくることがあります。 そうして、さらにお話をうかがっていると「心が揺れている」という感じがして、自分の抱えている問題が浮かび上がってきます。 人間関係でくたびれている人の多くは、自分の人生の全体を見直す暇がありません。学校や会社などで、目の前の人とのつながりを、その場その場で維持することに精いっぱい。 「あのひとに言われた」「この人にこんなことを言ってしまった」「自分はあの人にどう見れているだろう」といったことで頭がいっぱいになりますり、自分の言動は、自分の意見というより、他者に対応するだけのものになっています。そうすることによって、ますます自分を見失ってしまってうのです。 ふだんから「自分はこういう人生を生きたいんだ」というビジョンをこころに描いておくことは、とても重要です。「こういう人生にしたい」と心から願って、具体的にイメージしていくこと、そのイメージは実現する確率が高いからです。 よく「願望は心のそこから願えば実現する」といいます。私はハッタリは言いたくないので「夢は必ずかなう」とはいえません。 しかしながらある願望を抱き、それを一瞬でもいいのでパッと鮮明にイメージすると、そのシナリオが潜在意識に焼きついて、それが実現しやすくなるのはたしかです。夢(願望)を鮮明にイメージしていないと、せっかくそれに関連したいい情報を目にしても見えてこないことがあるのです。情報が見えてくることで、現実に打つ手も見えてくるし、実現により近づくことができるはずです。 もしも自分ひとりで人生のビジョンを描くのが難しければ、カウンセリングを受けるか、キャリアコンサルタントに相談するといいでしょう。 専門家に手伝ってもらって、自分の人生を棚卸ししてみる。自分はどんな人生を生きたいか、しっかり見つめてみる。毎日が忙しい人こそ、どこかで時間をとって、人生の全体を見つめ直す必要があるのです。 と著者は述べています。 確かに人間関係でくたびれている人は、自分の人生の全体を見直す暇がありません。私もかっては、学校や会社などで、目の前の人とのつながりを、その場その場で維持することばかりで、自分の人生を見直す発想などありませんでした。自分自身で他人を気にしている日々を過ごしている日々でした。 サラリーマンを卒業して自営業になり、徐々に「自分はこういう人生を生きたいんだ」というビジョンがこころの中に浮かんでくるようになってきました。 その例は、昭和の終わりくらいに携帯電話のイメージ(夢)が電気技術者の中にあったのですが、それが今では、実現されています。 脳は、イメージしたものは、イメージしたものへと自動的に連れて行く癖があるのです。つまり、脳がイメージしたことにフォーカスしつづけると、実現の方向へと近づけてくれるのです。100%ではありませんが、それに関連したコトが偶然に生まれることもあります。 矛盾したコトとをいいますが、ある程度頑張ってもイメージしたことが叶わないないことがあります。でも、そこで得られたモノが次のイメージを生みます。 時には、手放すコトも必要ですが、ビジョンでのイメージは重要です。ビジョンでのイメージは、人生を豊かにしてくれます。人を成長させてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.17 07:11:12
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