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2023.09.24
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読レポ第1076号

不安・イライラがスッと消え去る
「安心のタネ」の育て方
~ボリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ~

著:浅井咲子

発行:㈱大和出版

第2部「安心」を育てる2つのスイッチ・47のワーク

:「馬の呼吸」を使う

 馬は「ヒヒーン」といななくイメージがありますが、実は、呼吸するときは「ブルブル」という音を立てます。正確には、息を吐くときに口の周りをブルブル震わせるのです。この呼吸は、フロントスイッチを育てるのにぴったり。私たちも挑戦してみましょう。

 口からでも鼻からでもいいので、大きく息を吸います。そして、唇を自然に閉じたまま、その息を思い切り口から吐き出します

 すると、口の内側から吐く息に押され、唇がブルブルと震えますね。このとき、口輪筋という口周りの筋肉がよく動き、顔面神経が大いに刺激され、フロントスイッチが育ちます

 ところが、この馬の呼吸、できない人も多いのです

 ブルブルと唇が震えず、「うー」と声が出るだけで終わってしまう人は、フロントスイッチを含む神経が引き出されていないサインです

 でも、繰り返し挑戦しているうちに口輪筋が鍛えられ、できるようになります

 口輪筋が鍛えられればフロントスイッチが強くなるだけでなく、顔のたるみも抑えられます。諦めずにチャレンジしましょう。

と著者は述べています

 私も馬の呼吸に挑戦してみました。始めは歯も閉じていてしまい、唇が震えませんでした。歯を閉じないでやってみたら、馬の呼吸している「ブルブル」が出来ました。唇が良く震えました。

 注意点があります。前に飛沫が飛びます。このコロナのご時世で人がいない、野外か、一人しかいない部屋で行うことがお勧めです。
 著者が言っているように口輪筋という口周りの筋肉がよく動き、顔面神経が大いに刺激されます。それによって、フロントスイッチ(腹側迷走神経)も鍛えられます。過剰になっている交感神経にブレーキを掛ける「つながりモード」を鍛えられます。

 始めは、上手くいかなくても挑戦し続けて習慣化の量稽古をしてみてください。

 交感神経にブレーキを掛けるフロントスイッチ(腹側迷走神経)の「つながりモード」が鍛えられていきます。

 





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Last updated  2023.09.24 06:48:53
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