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カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第1128号 言いにくいことが言えるようになる伝え方 ~自分も相手も大切にするアサーション~ 発行:㈱ディスカヴァー・トェエンティワン 第4章 《実践》アサーティブに「思い」を伝える 「楽しい」「うれしい」など、ポジティブな感情を言葉で表現するのは、比較的容易かもしれません。誰しも快いことを感じるのは嫌いではないからです。
そこで、少し立ち止まって、怒りについて整理してみましょう。 あなたが怒りを感じたときを思い出して、その前に他の気持ちはなかったか、探ってみてください。 たとえば、 ・バスに乗り遅れそうで急いでほしいとき、パートナーがゆっくり身支度をしていると、「早くしてよ!」「何度言えばわかるのよ!」と怒る ・残業を頼んだ部下に、「無理です」と即答され、「上司の指示を断るなんて、なんと生意気な!」と怒りを感じる。 など、怒っているとき、人はその直前に何か嫌なことや体験したくないことに出会っていて、怒る直前には、「困った」「参った」などの気持ちがあります。 ・「急いでほしい」→「でもグズグズしている」→「バスに乗り遅れたら困る」→「困るようなことと私にしているあなたは許せない!」 ・「残業してもらいたい」→「断れてしまって、困った‥‥」→「言い方も気に食わない」→「上司にこんな思いをさせるなんて失礼だ!」 こうして怒りを爆発させているようです。 イライラするときや、ムカつくときなども同様です。 仕事が予定通りに進まない状況に困っているから。 人の言葉でムカッとするのは、聞きたくないことを言われて困っているとき。 このように、怒りの手前に「困っている」気持ちがあるとわかると、そちらを伝えることができます。そうすると、相手は逃げたり、攻撃を返したりせず、困ったあなたに対応してくれる可能性が高くなるのではないでしょうか。 アサーションの研修で、参加者に「怒る前、どんな気持ちがありましたか?」と聞くと。「困っていた」「悲しかった」「悔しかった」「恥ずかしかった」などいろいろな気持ちがあることを教えてくれます。 怒りの手前に別な感情があって、その感情を起こさせた相手が悪いと怒っている。そうだとするとすると、自分が起こした感情を相手の責任にして怒っていることになります。 ネガティブな感情を覚えたときは、その気持ちを振り返って、裏にあるもうひとつの感情に気づくと、気持ちが整理されます。 ネガティブな感情(怒り)を感じる前に、「困った」「がっかり」などの感情があります。そして、そちらの方が相手に伝えやすいでしょう。 と著者は述べています。 確かに、怒る前には、「困っていた」「悲しかった」「悔しかった」「恥ずかしかった」などいろいろな気持ちが怒る前に湧いていることが、あります。今まで怒った時やイライラするときや、ムカつくときなどを思いだすと、「困っていた」「悲しかった」「悔しかった」「恥ずかしかった」などいろいろなネガティブな感情の気持ちがあったはずです。 言いたい事を素直に言うことで、無駄な怒りは減少して、相手も嫌な気持ちになりません。怒る前に湧いてきたネガティブな感情を素直に穏やかに相手に伝えることです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.11.18 22:58:44
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