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カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第1154号 カール・ロジャーズ ~カウセリングの原点~ 発行:㈱KADOKWA 第2章 「カウンセリングにおける変化の過程」の発見 自分が自分自身に受容的に耳を傾けることができる時、そして、自分自身になれることができる時、私は援助においてより効果的でありうる 一般には、自分自身を抑えて「あるべき姿」を演じることが重要であると考えている。相手に怒りを感じたり、焦ったりしてしまう自分を抑えて「あるべき自分」を演じることが大切だと考えられている。しかし、人間には「あるがままの自分を受け入れる時、はじめて自分自身が変化するという逆説」が存在している。このことを自身の体験やクライアントから学んだ、とロジャーズは言う。 「私たちはあるがままの自分を完全に受け入れることができるまでは、変化することができない。そのため、今の自分のままにとどまってしまう」。逆に「もし私たちが完全に自分を受けいれているのであれば、ほとんど気づかないうちに変化は生じてくる」 人が自分を完全に受け入れるならば、そこから変化は生じる。逆に、自分を受け入れるまでは、―たとえば、「もっと、こうしなくては」「もっと、ああならなくては」と自分に強いている間は、変化はしょうじない。人生の最も重要な真実の一つが、ここに示されている。 と著者は述べています。 確かに、人は「ありのままの自分を受け入れなければ、自分自身は変化することはできないだろう」と私も思います。自分のありのままとは、自分のどのくらい出来るかや出来ないかを知ることで、自分の位置がわかります。 自分が自分自身に受容的に耳を傾けることができる時、諦めるて、次の出来ること探しをして、また、自分自身に受容的に耳を傾けて、諦めて、また別のチャレンジをくりかえすことで、やがて、自分が成長できることに出合えます。 自分自身に受容的に耳を傾けることができなければ、諦めぱなしになりチャレンジすることがなくなり、成長も少なくなると私は思います。 ポイントは、自分自身に受容的に耳を傾けて、ありのままの自分を肯定的に受け入れて、出来ない事にいつまでもフォーカスしないで、別なチャレンジ探しをすることだと思います。 人は、どこにフォーカスするかで、成長が停滞するか成長するかが、決まってくるように思います。出来ない事にいつまでもフォーカスしないことだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.14 18:15:13
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