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カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第1981号 カール・ロジャーズ ~カウセリングの原点~ 著:諸富祥彦 発行:㈱KADOKWA 第3章 ロジャーズの生涯(その2) この時の「生命の神を驚きをもって見守る」ことが、サイエンティストしてベースになり、後の心理療法研究の基本的な構えにつながって見えたのである。 その後、ロジャーズはウィスコンシン大学農学部に進んで、ハムブレイン教授との出会いから、学生に「何をするか自分たちで決めさせる」指導から刺激をうけた体験から、ロジャーズは、「僕はもっと神の近くで生きた。神と対話に多くの時間と労苦を捧げたいんだ」と日記に書き残していた。 その後、1922年にロジャースは、中国・北京で開かれる世界学生キリスト教会議に全米代表の一人として中国への半年以上の船旅に参加した。その旅の中で全米から来た優秀な学生や学者との「キリスト者であるとはどういうことか」などなど深夜まで語りあった。その交流でロジャーズは「宗教的にも政治的にも急速に自由になった」。その刺激でロジャーズは「僕はただ『ほんとうのこと』を知りたい。その結果、たとえキリスト教徒でなくなってもかまわないから」と日記に残している。 ロジャーズは「この時から、僕の人生の目標、価値、目的は自分自身のものになったのだ」とも言っていたようです。 と著者は述べています(私の捉え方の要約と割愛)。
好奇心が人の自己変容を起こすベースになるのだと私は思います。好奇心の芽を摘まないことが、自己変容を促すのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.10 19:16:17
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