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2024.06.15
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「毎日更新」読レポ第2105

カール・ロジャーズ

~カウセリングの原点~

著:諸富祥彦
発行:㈱KADOKWA

第8章 ロジャーズの結婚・恋愛論

 「嫉妬」を乗り越える男女の関係は可能か(1/2)

 恋愛や結婚の中で人は相手を束縛し支配し依存する。また愛されたいがゆえに、人は自分が自分であることを放棄する。愛する人の愛情を失うまいとして「愛されるために自分」を演じ始める。自分らしいあることを放棄するのである。

 結婚という制度も人を不自由にする。一度結婚してしまえば、婚姻相手以外の人を好きになれば「不倫」であると戒められる結婚したら一生、その相手だけを愛し続けるのが正しいことで、それ以外は人間として間違えたこと。そのように糾弾される。しかし、同じ一人の人だけを一生愛しつ続けるのは自然なことなのだろうか。このような疑問を多くの人が抱くゆえに、何ら経済的、社会的な安定ももたらない不倫こそ純愛である、などとして妙に礼賛されたりする。

 お互いが真の自由であり、かつ、一人の人間として充実した人生をまっとうできるような関係、お互いが一人の人間として成長していくことができるような関係としての結婚や恋愛とは、いかなるものかロジャーズも、みずから人生を通して、また同様の問題に苦しむクライアントの話しを聴くことを通して、この問題について考え続けてきたそこで最大の難問となったのは、「嫉妬」である

と著者は述べています。

ロジャーズは、結婚してしまえば婚姻相手以外の人を好きになれば「不倫」であると戒められる。結婚したら一生、その相手だけを愛し続けるのが正しいことで、それ以外は人間として間違えたと言うが、同じ一人の人だけを一生愛しつ続けるのは自然なことなのだろうかと疑問があった。その「不倫」であると戒められることの疑問で、ロジャーズもクライアントも苦しんでいでいた。その苦しみには、パートナーの「嫉妬」という背景があるから苦しんでいた。 

 言われていれば、今まで私にも「嫉妬」という感情があったな。それは、相手を無意識的に相手を束縛し支配し依存していたのかもしれない。

 一人の人間として尊重して、結婚や恋愛とはなにかをこの項のロジャーズの疑問の「嫉妬」とは、どのように自分の中に生まれるのかを考えないとならない。

 自分の中の自分に「嫉妬」はどうしてうまれるのか自分に問いたい。私も内心、同じ一人の人だけを一生愛し続けることは、正直できない。他の人を愛する意味では、芸能人やスポーツ選手、アイドル、俳優、モデルに憧れをもつことが、その変わりになっていると思う。
 今は「推し」ともい、その推しに憧れて、CDやその推しのグッズや写真集など購入して、愛を満たしているのかもしれないな。
 それを満たせないで、支配的なことを手放せない人のなかには「嫉妬」が生まれるような気がする。私も正直、若い時は、相手に「嫉妬」的な状態があった。
 この「嫉妬」の難問にロジャーズは、挑んだようだ。





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Last updated  2024.06.15 17:11:42
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