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カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
「毎日更新」読レポ第2119 カール・ロジャーズ ~カウセリングの原点~ 著:諸富祥彦 第9章 ロジャーズの教育論 「教えることとロ、学ぶことについての私見」―「学習者中心の教育法」誕生日ジ(1/4) なぜロジャーズは今から70年前に「教師の役割はティーチングからファシリテーションへ転換されるべきだ」と説いたのか。 次のような劇的な出来事があったのである。第3章で見たように、1940年12月11日は、「クライアント中心療法誕生の日」であった。ロジャーズは敵陣のミネソタ大学に乗り込んで、「アドバイスは害がある」「訓戒も害がある」と、旧来のカウセリングの考えを徹底的に論破した。「クライアントが主役となる新しいカウンセリング」の誕生を宣言した日であった。ロジャーズは同じことを、教育の分野でもおこなった。ただし前回と違い、今回は爆弾を抱えて敵陣に乗り込んだ自覚はなかった。自然とそうなったのである。 「学習者中心の授業」の誕生は、1952年4月。ハーバード大学によって企画された「人間の行動に影響を及ぼす授業のアプローチ」というカンファレンスでのことであった。 熱心で有能な教師が集うこのハーバード大学のカンファレンスで、ロジャーズはなんと「学ぶことには意味がある」が、「教えることによって生じる効果は取るに足らないが、多くの場合有害である」という自説を喝破した。ロジャーズはそのようなつもりはなかったが、会場は大混乱に包まれた。やがてそれが大きな反響へ変わり、この日は「生徒中心の授業」「学習者中心の授業」が生まれた日となったのである。 と著者は述べています。 ロジャーズは、ハーバード大学での教育の分野のカンファレンスで 「学習者中心の授業」の「学ぶことには意味がある」が、「教えることによって生じる効果は取るに足らないが、多くの場合有害である」という自説を喝破した。ハーバード大学での教育の分野のカンファレンスの会場では、大混乱でした。 「クライアント中心療法」は、「なんとか、抜け出した」という気持ちが必要です。 「学習者中心の授業」は、好奇心から学びたいという気持ちが湧いてくると、それが学びの原動力となっていくと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.29 15:16:20
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