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2024.06.29
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「毎日更新」読レポ第2119

カール・ロジャーズ

~カウセリングの原点~

著:諸富祥彦
発行:㈱KADOKWA

第9章 ロジャーズの教育論

  「教えることとロ、学ぶことについての私見」―「学習者中心の教育法」誕生日ジ(1/4)

 なぜロジャーズは今から70年前に「教師の役割はティーチングからファシリテーションへ転換されるべきだ」と説いたのか。

 次のような劇的な出来事があったのである。第3章で見たように、1940年12月11日は、「クライアント中心療法誕生の日」であった。ロジャーズは敵陣のミネソタ大学に乗り込んで、「アドバイスは害がある」「訓戒も害がある」と、旧来のカウセリングの考えを徹底的に論破した。「クライアントが主役となる新しいカウンセリング」の誕生を宣言した日であった。ロジャーズは同じことを、教育の分野でもおこなった。ただし前回と違い、今回は爆弾を抱えて敵陣に乗り込んだ自覚はなかった。自然とそうなったのである。

 「学習者中心の授業」の誕生は、1952年4月。ハーバード大学によって企画された「人間の行動に影響を及ぼす授業のアプローチ」というカンファレンスでのことであった。

 熱心で有能な教師が集うこのハーバード大学のカンファレンスで、ロジャーズはなんと「学ぶことには意味がある」が、「教えることによって生じる効果は取るに足らないが、多くの場合有害である」という自説を喝破した。ロジャーズはそのようなつもりはなかったが、会場は大混乱に包まれた。やがてそれが大きな反響へ変わり、この日は「生徒中心の授業」「学習者中心の授業」が生まれた日となったのである。

と著者は述べています。

ロジャーズは、ハーバード大学での教育の分野のカンファレンスで 「学習者中心の授業」の「学ぶことには意味がある」が、「教えることによって生じる効果は取るに足らないが、多くの場合有害である」という自説を喝破した。ハーバード大学での教育の分野のカンファレンスの会場では、大混乱でした。
 その自説の背後には、「クライアント中心療法」があるようです。
 ロジャーズは、教育分野でも 「学習者中心の授業」を唱えた。
私も、 「学習者中心の授業」が重要だと思う。子どもの自己発見的や自己獲得的な学びが大切だと思う。今までの教師の役割をティーチングからファシリテーションへ転換させるべきだとおもう。教えるのではなく、自ら学びたいという気持ちが学びにつながる。それには、もちろん基礎学力や子供たちが興味がでる情報や場を提供することだとおもう。

 正直、心理学を学んできましたが「クライアント中心療法」が教育分野での「学習者中心の授業」につながるとは、思っていませんでした。この二つからも、「自ら」が大事です。
 「クライアント中心療法」は、「なんとか、抜け出した」という気持ちが必要です。
 「学習者中心の授業」は、好奇心から学びたいという気持ちが湧いてくると、それが学びの原動力となっていくと思います。





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Last updated  2024.06.29 15:16:20
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