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遊心六中記

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2023.09.08
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カテゴリ:観照
=== 2023.8.25 ===
   南の空
9時20分頃に撮りました。雲は多いですが青空が見え、晴れです。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
稜線上空も夏雲が勢いよく伸び上がっています。青空も見えます。

この日、午後、理髪店に行き、さっぱりした頭になったせいか、帰宅後雲をとるのをすっかり忘れてしまいました。何をしていたのだろう・・・・。

​=== 2023.8.26 ===​
   南の空
9時45分近くに撮りました。昨日に引き続き晴れ。雲は少なめ。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
それに対して、稜線上はもくもくと雲が立ち上がっている感じです。
青空が見えると、雲の姿を楽しめます。

 東方向の空
16時35分近くに眺めると、稜線際の雲がすべて消滅し青空一色。
上空にというか、山より手前になるのでしょうか、白雲が漂っています。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
                南西から西にかけて、局部的に夏雲が広がっています。。
 頭上の空
まずは、快晴の一日だったと言えそうです。

=== 2023.8.27 ===
 
9時25分近くに撮りました。ここ連続、比較的雲の少ない晴れた状態で一日が始まります。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
それに対して、稜線上空は銀鼠色の雲を交えた雲が一面に空を覆っていました。
この方向だけは、多くの場合ちょっと雲の姿が異なります。山の存在が大きな要因なのでしょうね。

 東方向の空
17時5分頃に眺めますと、稜線を押しつぶそうとするかのように、雲が巨大な塊となっていました。こういう姿の雲はいままで見かけた記憶がありません。
雲の形成にはどのような要因が絡み合うのでしょう・・・・。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
頭上の空に少し青空が垣間見える他は、銀鼠色の雲が空を覆った状態に変化していました。
晴れのちくもりの一日に。


さて、雲がたりを続けます。
真民さんの全詩集に収録された詩集「かなしきのうた」からの続きです。
                 (参照『坂村眞民全詩集 第一巻』大東出版社)
3つ目に雲が詠み込まれているのは「乱雲」と題する詩です。題そのものに「雲」が入っています。さらに、「-スピノーザの生涯」という副題が付いています。

 幾日ぶりかの雨が降って
 雷が鳴り響いて
 草も木も生きかえった夕べ
 わたしはあなたの生涯を思った
 バターと乾葡萄付四シュテュベル八ペニヒの
 押麦料理で一日をすませたりしている
 あなたのあけくれを思った
 あなたの哲学の純粋さが
 どこから生まれたか
 あなたの信仰の正しさが
 どこから来たか
 そんなことを考えた
 最後までつつましい戒律を守り
 レンズ磨きという寂定三昧に入り
 貧に堪え迫害に抗し孤独を生きた
 四十四年の生涯を思って
 わたしはわたしの道に
 無限の力を与えられるのを感じた
 久しぶりの涼しい風が
 窓から入ってくる部屋に独り坐しながら
 二百十日の雨後の乱雲を眺めていた

子供の頃に、「二百十日」という言葉を思えた。台風が来るころだと。改めて辞書を引くと、「立春から二百十日目の日。台風がよく来る日と言われた。九月一日ごろ」(『新明解国語辞典』三省堂)
辞書には「にひゃくはつか 二百二十日」も載っている。同じく台風がよく来る日として。9月10日ごろということになる。
現時点(9/8午後4時)で台風13号が東日本に接近しているのだから、この経験則は今も当たっています。勿論、近年はもっと早く8月頃から台風が襲来するようになっていますが・・・・。

真民さんはこの二百十日の頃にスピノザの伝記を読まれていたのだろうか。
「貧に堪え迫害に抗し孤独を生きた」哲学者スピノザの生きる姿勢を、詩に生きようとしている己と重ねながら、伝記を熟読されたのだろう。
真民さんはスピノザの生き様の本質部分に「無限の力を与えられる」という感動を得られた。それがこの詩を生み出した。そう感じます。
降り注ぐ雨、雷、そして乱雲は、目にし体験する自然現象であると共に、己の生きる姿勢を貫こうとすることに対する障害として存在する諸事象の象徴の意味をも重ねているように思いました。
そして、スピノザという名前は記憶していても、それに留まって居るだけだという事実に気づかせられた・・・・・のです。


さて、雲の変化に戻ります。
=== 2023.8.28 ===
 南の空
11時45分頃に撮りました。朝からくもりです。
南西方向の空 
 西方向の空 
 頭上の空
 東方向の空
頭上と南から西にかけてはくもり空ですが、逆に稜線間際には白雲が出ていて、青い色合いの空が見え、その上空一面を雲が覆っています。やはり、この方向だけはちょっと景色が異なります。

 東方向の空
15時35分頃に眺めると、稜線際と上空の雲は異なる姿で漂っていて、青空が広がりを増していました。
 南の空
南西方向の空 
 西方向の空 
     南から西方向にかけては、くもりの状態が晴れの方向に変化しようとしているようでした。
 頭上の空
頭上では青空がはっきりと広がっています。東方向から晴れる方向に変化してきている感じです。
くもり後晴れという一日になりました。

つづく

補遺
スピノザ​  :「コトバンク」
名著 エチカ スピノザ  おもわく。​ :「NHK」
スピノザの名言​  :「地球の名言」
スピノザ:モチベーションの上がる言葉42選​  :「MOTIV」
名言・格言『スピノザさんの気になる言葉・英語』​ :「iso-labo.com」

  ネットに情報を掲載された皆様に感謝!

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Last updated  2023.09.08 16:04:41
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