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遊心六中記

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茲愉有人

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2024.01.22
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カテゴリ:観照
 
元旦に、このシリーズの初回でご紹介したのがこの「東福寺・経堂」の屋根瓦です。

降棟の先端は通常鬼瓦あるいは鬼板が使われています。この部分に、龍を見つけたのです。
「鬼不在」の鬼瓦バージョンとして、言わばこの龍瓦が作られたのでしょう。龍は龍神にリンクし、雨を呼び、火除けを連想させますので、意図的に龍が用いられているのかも知れません。
鬼瓦の写真を撮るのが好きですので、この龍瓦を見つけたときは一種感動しました。

そして、その観点を加えると、やはり屋根に棲む龍が各地にいるのです。

まずは、京都・下京の「興正寺」 (真宗興正寺派)に飛びましょう。
 2018.2.27

境内の北辺にある「経蔵」の正面、唐破風の屋根のところに、
 
二頭の龍が象られています。二頭であることも珍しいと思います。

下京から鴨川を越えて洛東に飛びます。
 2019.1.2
既におなじみの「禅居庵」です。臨済宗建仁寺の塔頭です。建仁寺の境内の南西角です。
 
               
 ここの本堂の屋根に龍がいます。

やはりここでは、ちょっと寄り道して、
 2019.1.2
大和大路通を挟んで西側にある「ゑびす神社」を訪れましょう。
 参拝した折に、垣間見て見つけたのです。
 
社殿の傍に、龍を造形した桟瓦が奉納されていたのです。
奉納のための飾り瓦なのかも知れませんが、これまた珍しい龍瓦です。
今でもたぶん置かれているでしょうね。

東山の少し北に向かいます。飛先は仁王門通東大路の交差点。洛東東山仁王門です。
 2021.3.24
この北西角に「信行寺」(浄土宗、知恩院の末寺)があります。
「開運出世 毘沙門天」碑が門前に立っています。本堂の伊藤若冲筆「花卉図 天井画」が有名です。普段は非公開。特別公開が以前にあったのですが、行きそびれて未見です。序でながら、辻惟雄編『若冲の「花」』(朝日新聞出版、2016年9月第1刷)に収録されています。画像で楽しむことはできます。
 本堂の屋根に
 
          龍がいます。

ここから北東方向の黒谷に向かいます。めざすは「金戒光明寺」(浄土宗大本山)です。
 
境内の阿弥陀堂の背後(北東)に「新清和殿」があります。
玄関口の切妻屋根の上に、
 龍を見つけました。
    


黒谷から北西方向の北野に飛びます。めざすのは北野天満宮の傍に位置する
 
​「東向観音寺」​​(真言宗泉涌寺派、観音寺門前町)​です。
  
「行者堂」の屋根の降棟の先端部です。
 
    画像処理により龍を少し見える形に明るくしました。

ここから、南西方向の花園に飛びます。
JR嵯峨野線の花園駅が一つの目印になります。花園駅前をさらに西へ。
双ヶ丘の南東側にあるのが、
 
「法金剛院」(律宗)です。   2018.3.17
道路に面した山門(右)を入ると、中門(左)があります。
山門の左には寺号碑、門の右柱には「関西 花の寺第十三番」の木札。
 
中門の東側にこの宝形造の屋根に切妻屋根の付いた土蔵造の建物があります。
境内の案内図には名称が記されていませんでした。
 
             
 この切妻屋根に龍がいます。

花園から亀岡市へ飛びます。
 
市内に「宗福寺」(浄土宗、矢田町)があります。
                        
  降棟の先端に龍がいます。

京都の探訪で私が見つけたのはこれだけです。

ここから一っ飛びで奈良・華厳宗総本山の東大寺へ
 2016.11.2
境内には「戒壇堂」があります。
  
軒瓦と軒丸瓦の瓦当面には「享保壬子造戒壇堂」の文字が陽刻されています。
 
           
           ここではとぐろを巻く龍を見ることができます。

東大寺から南西方向に飛びます。めざすのは「唐招提寺」です。
 
                   2017.12.4
唐招提寺にも戒壇があります。ここは築地塀で囲まれていますが、戒壇自体は露天状態です。
 
 
右側面の築地塀にある唐門の屋根に龍がいます。

 
さらに、​塔頭「法花院」​の門の屋根にも、
 
        
 
     ここでは留蓋と称される瓦に龍がいます。

さて、最後に滋賀県に飛びましょう。
まずは湖南の坂本へ。​京阪​電車「穴太」駅が近くです。​​
 
「盛安寺」(天台真盛宗)の本堂から客殿の屋根を眺めた景色だったと思います。
 
その建物の降棟にいる龍に気づきました。

そして最後は、湖北・米原市に飛びます。
 
     「福田寺」(浄土真宗本願寺派、長沢)です。
 
        この本堂の降棟の先端に龍がいます。

今までの探訪機会において龍瓦に気づいたものをまとめてご紹介しました。

門に棲む龍 ⇒手水鉢に棲む龍 ⇒建物とその付属物に棲む龍  ⇒屋根に棲む龍
と巡ってきました。次は寺社等の境内・庭に再度目を向けて見ます。
ここには、灯籠、鐘楼、その他、龍の居場所があります。
灯籠から始めます。

つづく


補遺
真宗興正寺派 本山興正寺​   ホームページ
臨済宗建仁寺塔頭 禅居庵​  ホームページ
京都ゑびす神社​      ホームページ
浄土宗大本山・くろ谷 金戒光明寺​ ホームページ
北野東向観音寺​      公式ホームページ
律宗 五位山 法金剛院​   ホームページ
戒壇院戒壇堂​       :「東大寺」
唐招提寺​         ホームペーj
福田寺(米原市)​     :ウィキペディア
盛安寺​          :「滋賀・びわ湖 観光情報」
福田寺庭園​        :「おにわさん」

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こちらもご覧いただけるとうれしいです。

「観照 辰年 時空を跨ぎ龍の棲息地へ」 記事一覧





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Last updated  2024.01.22 20:11:07
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