|
カテゴリ:カテゴリ未分類
会社からの帰り道の路上で、いつもバットで素振りの練習をしてる少年がいるのよね。
恐らく、中学生くらいの男の子なんだけどね、一振り、一振り、構えとかを確かめながらバットを振ってるのね。 丸坊主の頭をしてるから、野球部に入ってると思うんだけど、結構、本格的な練習で、タオルとかでシャドーピッチングしたり、バントの構えから、バントをする練習をしてるのよ。 ある日は、夜の10時頃に、人通りの無くなった路上で真剣にバットを振ってるのね。 別に、声とかかけるわけじゃないけど、僕の気配を感じると僕が通り過ぎるのを待ってくれたりしてね。 「無言のコミュニケーション」って言えばいいかな。 そんな、野球少年の彼を見るとね、応援したくなるね。 「おっ、野球少年、今日も頑張ってるね~、甲子園に行けるように頑張れよー!」ってね。 実は、僕も野球少年だったんだけどね。 最近は、そうでも無いらしいけど、当時は中学になって、野球部に入ったら、丸坊主にしないといけなかったらね、それが嫌で野球を辞めちゃったのよね。 丸坊主の洗礼を受けたくなかったのよ。 だから、僕の野球好きはその程度のものだったのかも知れないね。 ただね、中学とか高校でね、何かを真剣に取り組む事って、ほんと、大切なことだと思うのよ。 真剣に取り組んでたら、泣けるのよね。 野球だったら、勝ち負けがあるからね、勝ったら泣くほど嬉しかったり、負けたら泣くほど悔しかったりしてね。 勝たないと、勝った人の喜びは分からないし、負けないと、負けた人の悔しさは分からないからね。 そんな、喜びとか悔しさとかを知るというのは子供にとって大事なことと思うのよ。 そんで、気付いたのよね。 今、僕は泣けるほど真剣に何かに取り組んでいるのかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|