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新人のF君は明らかに困惑していました。
僕と上司が新規のクライアントにどんなアプローチで営業するかを話していた時です。 (たまにはこんなやり取りもします・笑) 「あのさ、俺達の話を聞いてる?」 上司が突然F君に言いました。 僕は分かっていました。 F君は明日からの出張の準備をしていたのです。 上司もそのことは知っていたはずです。 「あ、いや、その~」 F君は戸惑いながら答えました。 「そういう人の話を聞いていないことがよくあるよね」 「す、すみません」 「血液型がB型の人ってそういうとこあるんだよなあ」 上司は笑いながらそう言いました。 上司としては良く言えば、冗談のつもりだったのだと思います。 しかし、笑っている上司とは対照的にF君の表情は明らかに困惑していました。 この上司の性格を知らない人だとおちょくっているように思うかもしれません。 (実際におちょくっていたのかもしれませんが・・・) F君からすると、明日からの出張のための準備を一心不乱にしていて、周りの状況を気にしていなかったのでしょう。 それは上司も分かっていたはずです。 F君は明らかに言いたいことがあるけど言えない困惑した表情でした。 「出張の準備をしていたのでお二人の話は聞いていませんでした。それが何か?」 今の僕ならこのくらいのことは上司に言っていたかもしれません。 新人の頃は上司の言いつけは絶対に近いものがあります。 言いたいことも言えなかったりすることもあります。 実はこのF君のためと言うわけでもないのですが、F君が入社して以来、僕自身も上司に遠慮していました。 少し自由に泳がせすぎたかもしれません。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.06.15 23:06:26
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