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オヤジは内装業で起業して30年が過ぎた。
生活のために起業した。 最初はサラリーマンだった。 オヤジの勤務していた会社は広島の小さな会社だった。 そんな会社で営業として働いていた。 間もなくその会社は東京に進出。 オヤジは東京営業所立ち上げメンバーとして上京。 東京で10年働いた。 そして、結婚と同時期に大阪に転勤。 すぐに僕が生まれた。 オヤジは実家の祖父母を養わなければならなかった。 実家で生活をするために会社を辞めて起業した。 起業当初はまったく仕事が無かった。 ある時、地元工務店の悪い噂が流れた。 その工務店と取引していた内装業者は手のひらを返すように取引をやめた。 悪い噂が流れている工務店からオヤジに仕事の依頼があった。 依頼者はその工務店の社長だった。 工務店の社長はかなり困っていた。 オヤジは仕事の依頼を受けた。 悪い噂は外れていた。 その後は定期的にその工務店から仕事の依頼がくるようになった。 後に聞くと、その社長は内装の仕事はまずオヤジに依頼してきていたらしい。 オヤジが受けれない場合に限り、他に仕事をまわしていた。 オヤジは悪い噂が当たっていたら廃業していただろうと言った。 サラリーマンのままだったら恐らく役員になっていただろう。 少なくともリタイヤして年金生活をしているに違いない。 仕事の量は減ったが、今でもオヤジは現役だ。 そんなオヤジは口には出さないが引き際を考えているように思えてならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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