「夜の蝶」を告知したのが遠い昔に思えます。本日当日、
パピヨン・デビュー・ツアー("ツアー"、してないけど…)2日目。
電車遅れまして大変ご迷惑おかけしました、という、
全然すまなそうではないアナウンスを聞きつつ降りる。
口調は大事だなと我が身を振り返りつつ、それでも開始前には到着。
今日はしっかりと出口もメモっておいたから迷わず。
すでにほぼテーブルは埋まっており、そして受付のすぐ後ろのボックスにYさんがいた。
はい、今日は連れがいるのです。
やはりライヴ、とくにこういうジャズハウス的な会場でのライヴは、話し相手がいると和む。
ドアを開けるときにもいつものように緊張した顔にならずにすんだ気が…。
Yさんが受付の人の頭越しに、「ひとみさんの衣装、すごいですよ」と言う。
ひとみさんはカウンターの向こうでスタンバイ。赤いドレス。そろいのショールで肩を隠しているが、背中は見える。正確に言うと背中の肌が見える。腰のあたりの肌も見える(!)
きゃあ~。
セクシーです。
なんといっても、今日の「お題」、「叶姉妹」ですので。それはまあ、凄くならざるを得ない。
ドリンクいただきにカウンターに行くと、ひとみさんはすでに肩を出していた。
従って全貌もわかった。
これは確かに。
きゃぁん。
カウンターに座っていたお兄さま、おじ様たちが、「目のやり場に困るよね」と微笑み。
はい。女でもくらくらします。
でも私に向けた笑みは、ほとんど同類に言うかのごとき… うーむ。
美肌。露出された腕ががさがさしてたりすると、セクシー度も落ちるのだろうが。
やっぱりDHCですか。
叶姉妹をじかに前にしたら、やっぱりみんな困るだろうなあ…
叶姉妹じゃなくても、普通にパーティとかでああいった(?)ドレスを着てる西洋人って、
やっぱり文化が違うというか神経が違う…
ドリンク持ってYさんのところに戻る。「よかったー 一人じゃなくて…」とYさん。
「なんか場違い…」 はい、私もつくづく同感です。
だが、そういうYさん自身は全然「場違い」ではない。むしろこういうところが似合いそう。
脚が長くてスタイル良くて、着てるものもいつもセンスがいい人である。
アメリカに長くいたせいか、じっとこちらを見てしゃべる。こうやって目の前で喋ってると、
実感として、
…顔が小さい。
黒い瞳がかわいい。
… なんだかなあ。
この頃老けたとか年だとかすぐ出してしまいますが、
実際もう、若者を見てかわいく思えてしまうのは、
ついにここに来て私にも母性が芽生えたのか。若さがかわいい。我ながら恐ろしい。
というより、事実としてYさんが可愛い人だってことなのかもしれんが、
話を戻してステージです。
ステージに目を映してみれば、ひとみさんは私とほぼ同じ年代だった。が、若い。
若い人は年食っても若い。矛盾じゃありません。
・・・DHCですか。
パピヨンは渡瀬ひとみさんと亀山妙子さんの二人組。結成したばかり、だそうだ。
結成したきっかけが、そのセクシーなドレスなんだそうである。上野で購入。なんと4着も購入。
だから4着分はステージするそうである。
で、「コスプレ」的に、なりきり企画をしましょうと。いうことで第一弾が叶姉妹。
ひとみさんがお姉さま役で、亀山さんが妹さんだそうだ。
亀山さんはかわいらしいセクシー。ピンクっぽい衣装。胸は開いているが、お姉さまのように背中は出ていなかった(と、思う…くらくらしてたので記憶が曖昧)。
対してお姉さまはかなりのゴージャス度。胸からおなかの部分でクロスして、それが背中に回る形というか… わからんですかね、説明が。んー、ベリーダンスの衣装をイメージしてくださると。それにサリー風味を加えたというか。きらきらしてるのもそういうエキゾティック雰囲気を添えております。
で、背中はかなりの部分見えているのだが、どうなっていたのかこれまた記憶があやふや。とにかく、ウエストから腰にかけての曲線もじかに観察できる(するな)。
これがおかしくない、というのが、凄い。似合っちゃってるんだもの。
顔のパーツもはっきりしているので、さらにぴったり。
パピヨン結成由来の前振りから、本番。
もう何度かステージ拝見してるので、最初の驚きはなくなったけど、
改めて迫力を感じる。それに今夜はいままでに増して声の通りがいいような…
そして口の開きがいい![! !](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h001.gif)
口が開くの、重要でしょ? 声の通り道だからして。
素人ですが、いつも口がうまく開かない人間としては
うらやましいくらいにきれいに開いてた。今回は妙にそこに目が行きました。
お二人の振りもあっている。デュオだと、二人の部分に加えさらにソロも聴けるという、聴く側もお楽しみが倍。やる側も楽しそうだった。
ひとみさんの場合、本業とリンクする部分がないわけではないけれど、
自ら歌うというのは表現形態としてはまるで別。
昼の顔と夜の顔(『昼顔』のカトリーヌ・ドヌーヴを想像しないように)。
そういう、まるで違う面があるって、いいなあ。
バックの皆さん(Good Looking Boys、ん、Menだったかな? とにかくそういうバンド名)も楽しそうだった。これまた改めて(演奏聴くたび思う)、楽器ができるって、いいなあ…
帰り道、ふたりで「いいなあ」「いいなあ」と、「寒いっ」「寒いっ」を交互に叫んでおりました。
いいなあいいなあばかりじゃ、いかん。
いかんが、いいなあ、と思える人が周りにたくさんいるのは、いいことだ。
幸せのカケラ。