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あたふたあなくろクロニクル

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2010.02.03
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カテゴリ:一応正当日記風

…どきどきしていた。

これ、『北の国から』風に読んではいけません(気分としては北国に負けないくらい寒かったが)。

生理的、身体的に、ドキドキしてたのである。

脈拍が上がってまして。

ワイングラスちょっと、酔っておりますの~

私は酒に強いほうではなく、べつだん酒を好むわけでも必要とするわけでもないが、
この人とご飯に行くと、なぜか確実に、いつもの私より飲んでいる。

一対一の対面だから釣られるのか(緊張して茶をがぶがぶ飲むことはあるが、この場合緊張と関係ないことは確かだ)、酒に強く詳しく酒にうるさい相手なので選ぶものがいいのか。下戸にはよくわからないが、なぜか必ず私にも口当たり良く感じる酒である(もしかすると、酒に強い人はどんな酒でも飲めるが、弱い人ほど酒を選ぶのかもしれないな)。

行くときは「この寒いのに東京~」(夏なら「この暑いのに東京~」になる)とぶつぶつ。
帰るときはにこにこしているのが常。

一軒の店で、ただひたすら、7時前から(ほんとにどうしてなのか、時間に余裕あるときは迷わない。「わかりにくいところ」と言われたのに一度も間違えず到着。30分前に…)延々だらだら二人で話す。
また今度のとこは店の場所も良かったうえ、2階窓側という私のとても好みとする席だった。
連れを待つ間、上からぼんやり外を見おろす(これが好き)。
向かいのビルの前にするりと黒い猫が現れて一瞬階段の横で立ち止まり、辺りを窺ってからその階段をおりていった。バーの看板の陰で見えなくなった。

猫がバーに入っていったあと間もなく連れが下に現れた。
本人に気付かれず上から見てるのって、ちょっとずるい楽しみ方です。

そうそう会えるわけじゃない。
「気づけば年末ですな」「年明けかねえ」「春に会おうと言ってた気がする」「気がつけば夏だね」「そういえばこの前会ったのっていつだっけ」というのを暦とともに繰り返し、
それでも何とか年に数回。会って何をするでもなく、ただとりとめなく喋る。なんでもしゃべる。まじめな話がないわけじゃないが、まじめにならない。真剣さがないわけじゃないが、深刻さは抜ける。

貴重。

そして私はにこにこして帰る。にこにこドキドキ。

あの猫、バーでご飯もらえたのかな。

あの猫みたいに、すいすいと、どこでも入っていきたいものです。

銀座の夜は雪まじりであった。この貧乏人が銀座。日本にはやはり、まだまだ格差はないのかもしれないね・・・と、ふわふわした頭でインドを思ったりした。

 

 

 

 

 

 






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Last updated  2010.02.04 11:07:44
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