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カテゴリ:雑記
昨日帰宅すると玄関先に本が小さなタワーを作っていた。 「これ捨てちゃっていい?」と母。 そのうちの一冊。 『恋人たち』という、文庫版の傑作選。 それを夕べ読んでいた。 ひえ。 あまりの隔たり。 いわゆるバブル時代、か、その前後が舞台なのだろう(最後の書き下ろしだけは2005年だが、それ以外は89年、90年の作品)。 出てくるのが「ヤンエグ」である。ヤンエグ! 違う… あまりに… 若者の悩みはいつも恋。いつの時代も・・・ という括りはできるのかもしれないが、 取り巻く空気が違うのだ。 「時代背景」、って、 この時期の恋人たちは社会に不安はないのである。 (ただ、崩すべき、と考えていた若者たちはいたわけで。。。オウムを生む感情はすでにあったわけだろう) ツレがウツになるかも、なんて、 最後の作品だけは、年齢を経てしまったという理由からの「後ろ向き」もあるのだろうが、 これがしっくりくる現代、だったりする。
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Last updated
2012.06.22 09:37:19
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