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カテゴリ:一応正当日記風
その2、って、言いながら、既にタイトルも違っている。ついでに日にちもひっくり返っている…んだが、どう見てもこれ、このまま書いてたら日にちが足りないに違いないと思って(はいるが、足りなくなる前に飽きてそのうち忘れる気配が濃厚)。
とってもとっても早く、小田原駅に到着。時間もあるし、ホームのキオスクでいろいろ買っちゃお、と思ったら、小田原駅ホームにはキオスクがない! 。。。自販機のみが点々と立たされているのであった。下の売店まで戻るのもバカらしいし、と、通過して行くのぞみ号を何台か(何台も?)見送る(それにしても、あの轟音と風は怖い。)。 私たちよりさらに早く来て待っている外国人グループがいた。一眼レフを首からつり下げ、ホームから乗り出すようにして何か撮ってるおじさん。コトバの感じからしてドイツ人。一家で京都旅行であろうか。 そのうち、なぜか鯉のぼりを旗印にしたご一行がやって来る。これまた外国人集団。こちらはヨーロッパ系もアジア系も混ざってるが、我々と同じく、中後期高齢者が主体。しかしご老人でも外国人は短パンだったりする。南の島に行っちゃいそうな人までいる。 それにしても、小田原からこんなに人が乗るとは意外だった。しかも外人が。箱根経由ってことか。 こだま号が到着。我々が乗るのはこのあとのひかり。 鯉のぼり集団を率いるのは日本人だったが、そのおじさんが後ろを振り向き、「アフター・ザ・ネクスト! アフター・ザ・ネクスト!」と連呼している。叫ぶと同時に腕をすごい勢いで左右に振ってたから、とりあえず、これに乗るんじゃない、ってことは通じたと思われる。だけど、この人たちも私たちと同じ列車に乗った… アフター・ザ・ネクストだったら、違う電車にならないか…? そんなことはいいんであった。 「添乗員さん、前と同じ人!」と、姉からのメールでお知らせがあったが、鯉のぼりチームとともに乗り込むと、確かに添乗員さんに見覚えあり。前回の京都奈良ツアーと同じ人だったのだ。あとで姉が得た情報によれば、この添乗員さん、先週は下北半島行って、そのすぐ前には長野に行ってたそうで、いや激務である。いったい一年に何本の新幹線に乗ってるんだろうか。 そんなことはいいんであった。 一日目のお昼は新幹線車内。なぜか東京は亀戸のお店のお弁当。美味しかった。そういえば前回もごはんは凝ってた記憶あり。さすがその辺、全国渡り歩いてるだけのことはある添乗員さん。 いつもどおり朝ごはんを食べてきたこちらは、まるっきりおなかが空いてないのだが、朝早かった(それに、ふだんからあまり朝ごはんを食べない。よくない。)姉の、「おなか空いたから食べちゃおー!」につられて、ほぼ配られるなり箸をつけた。たぶんあの車両で一番の早弁。通路挟んであちら側のご夫婦はずっとテーブルにお弁当を置いたままだったので、「食べないんだろうか」と母は心配していた。がっつく私どものほうが心配ありかもしれないんだけど。 はい、そんなことも、どうでもいいんであった。 米原に到着(これまたどーでもいいんだが、私はどーしてもこれを「ヨネハラ」と読みたくなる)。 小田原に負けず、何もない駅である。いや、何もないレベルにおいて小田原に勝っている。 当然京都まで行くんだろうと思ってた鯉のぼりご一行も降りた。いったいヨネハラ、じゃないマイバラからどこに向かうんだろう。短い道中であったが、最初から最後まで謎。 「停車時間長いですから、ゆっくり降りてくださいね〜」という添乗員さんのコトバに甘えて、ゆっくり降りた。 降りたあとも母はゆっくりであった。 エスカレーターが混むので、姉と私は横の階段で先に上がる。添乗員さんの旗についていく。 あれ…? ついて来てない人がいるのであった。 母の姿が見えないのでありました。 まさか… 早くもここからかいっ。 出口は二つあり、乗降客少ない割にはごちゃごちゃしてる改札口が、エスカレーター降りた正面に。鯉のぼり軍団はそちらから出ていった。 もうひとつの改札はすぐには見えない。エスカレーターを降りて左に折れたところ。私たちはそちらに向かっていた。 確かにわかりにくい、けど・・・ まさか鯉のぼりについてっちゃった? 鯉のぼり軍団にまぎれたら、ちっちゃなアジア人の中でも特にちっちゃい母は探しにくい。 こういうとき娘がふたりいるのは便利である(娘じゃなくてもたぶん便利である)。 こちらに一人待機で、一人があちらに探しに行く。 いた… 鯉のぼりのほうに。 京都駅じゃなくてよかった。京都で埋もれたら最後である。 現地のバスガイドさんが改札前で待っていて、既にみんなを連れて出ていた。 東京からのガイドさんがしんがり役で待っていてくれた。はあ、よかったよかった。 なーんもない駅前にバスが停まっている。みんな乗り始めたところ。 まだトイレ時間もあるという。 しょっぱなからご一行を待たせてしまう大迷惑にはならずに済んだ。それより、行方不明者を出さずに済んだ… それにしても、出だしから不穏な空気である。 初日のバス座席(決められているのだ)、うちらは最前列。 するとバスガイドさんが、「しょっぱなから怒られちゃった〜」と、唄うように言いながら乗って来た。 トイレに行った姉が耳にしたところによると、 東京からの添乗員さんが、人数確認せずにさっさとバスに向かった、と、バスガイドさんを叱責したとのこと。 「キホンでしょう!」と言ってた、そうである。 さ、さすが、経験豊富なプロフェッショナルは、厳しい。。でもそれって半分うちらのせいであろうか。 その後バスに乗りこんでからも、ガイドふたりの間には何か飛び交うものが感じられたのだった。またこれが最前列なもんだから、かなり明確に伝わってくるのである。 その後もバスガイドさんは固有名詞の読み方を間違えて指摘されていた… 辛いであろうが、そこはやはり、プロとしてはまずいんだろう。 ツアーを主催する会社の添乗員さんとしては、看過しがたいところではあったんでしょうな。 (とはいえこのお二人、翌日別れるころには、すっかり意気投合していたようでありました。道の駅で買ったもの見せ合ったりなんかしてた。さすがプロである(?))。 剣呑な空気を帯びつつも、バスは美しい若葉の中を走っていくのでありました。今回まわるところはもみじの名所が多いらしく、紅葉の季節にはものすごい混みようになるらしい。緑もみじもきれいだけれど、これが全部染まったら、それはもう見事だろうなと思う。葉が小ぶりで、その細かな葉が折り重なっていて、なんだか愛らしいのだ。 紅葉の季節でない今は周囲もひっそりしていて、近くの公園ではゲートボールをやっていた。この日ゲートボールに励む人々を数カ所で見た。琵琶湖周辺ではまだこれ廃れてないらしい。 最初に訪ねたのが己高閣と世代閣。なんて読むんだこれ、って感じだが、「ここうかく」と「よしろかく」。(ちなみにバスガイドさんが最初に間違えたのはこのヨシロ閣で、セダイ閣と言ってしまったのでした。)まず最初の十一面観音さまとご対面。 …なのだが、対面する前に紙面が尽きてしまった(実際には紙面も何もないんだけどね)。そしてやはり、言わんこっちゃない終わらない、になりそうなのでした。ああ疲れた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.20 19:15:05
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