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カテゴリ:日本酒
J.S.A Sake Diplomaの
試験対策をブログネタにするという シリーズものの第23回目となります。 先日、二次論述対策に関する コメントを頂きました↓ (https://plaza.rakuten.co.jp/aufheben16684/diary/201709180000/) 「教本内の基本的問題ではないか?」 ボクもそう思います。 今回は、このコメントを基にして、 論述対策をまとめます。 今までの様に文章化はせず、 キーワードだけを列挙します。 - 〇日本酒の歴史 弥生時代:水稲の渡来。魏志・東夷伝『倭国の酒』。播磨国風土記・『清酒』 奈良時代:造酒司⇒朝廷のための酒。 平安時代:民間でも酒造り。 862年:清和天皇・御香水 室町時代:本格的な酒屋。 16世紀後半:精米、漉す、火入れの技術が誕生 江戸時代:アルコール添加。 19世紀初め:灘の宮水、生酛造り、寒造りの確立 1859年:岸本甚造・雄町発見 1907年:第1回全国清酒品評会 1927年:鹿又親「吟味して醸造」 1933年:竪型精米機 1936年:山田錦命名 1938年:五百万石誕生 1946年:7号酵母 1953年:熊本酵母・9号酵母 1978年:美山錦誕生 1994年:金沢酵母⇒14号酵母 2005年:地理的表示・白山の指定 2013年:ユネスコ無形文化遺産 2015年:地理的表示・日本酒を指定 2016年:地理的表示・山形を指定 〇酒造好適米の特徴を列挙せよ ・精米中に砕け難い ・米粒が大きい ・心白が有る ・タンパク質が少ない ・軟質米である 理由:飯米より高精米される。大粒の米に心白発現率が高い。心白米は吸水性、溶解性が良く、強い酵素力を持つ麹を造りやすい。タンパク質は吸水性、消化性を低下させ、雑味や劣化にもつながる。軟質米は精米にかかる時間が短く、吸水性、消化性も高い 〇並行複式発酵とは? 日本酒固有の発酵様式。麹の酵素により、デンプンをブドウ糖に糖化すると同時に、酵母によるアルコール発酵で、ブドウ糖をアルコール・二酸化炭素・熱に変える。ワイン:単式発酵。ビール:単行複式発酵。 〇三段仕込みとは? 醪の仕込みを、3回に分け、4日間かけて仕込む方法の事。1日目:初添 2日目:踊り(酵母の十分な増殖を待つ期間) 3日目:仲添 4日目:留添 このような方法を取る事により、酒母に含まれる酵母数、酸、アルコールが一度に薄まらず、乳酸菌等が入り込む隙を無くしている。 〇製麹の工程を説明せよ ・製麹初日 引き込み:麹室に蒸米を搬入 種切り:種もやしを蒸米に振る 床もみ:蒸米一粒一粒に胞子が付くように、徹底して混ぜる事 ・製麹二日目 切り返し:くっついた粒をバラバラに。 盛り:品温のコントロール目的 仲仕事:温度ムラの解消 仕舞仕事:適切な最高温度の維持 ・製麹三日目 出麹:麹室から出す作業 出麹乾燥:麹を1日ほど乾燥させる =麹の枯らし 〇『麹』の日本酒における役割は? 蒸米のデンプンやタンパク質を分解する酵素を、酒母や醪に与える。酵母の増殖を促進するビタミンなどの栄養素を供給する。麹が生産する種々の成分が酒質に直接的・間接的に影響する。 〇麹の主な酵素 α-アミラーゼ グルコアミラーゼ 酸性プロテアーゼ 酸性カルボキシペプチダーゼ - 長くなりました。 続きは次回 - - - 基本問題を警戒する一方で、 超難問も対策します。 ボクがやろうとしているのは、 この問題↓ 「GI山形について説明せよ」 これ、難しいです。 教本外の内容が入ります。 近日中に公開します。 今日は空が青すぎます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.21 07:09:51
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