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2024/02/17(土)22:48

Documentary of 偏差値70への道 Route18 ~良い医師を目指すな~

偏差値70への道(44)

良い医師なんて目指すな それが若者へのアドバイスです   - 2021年神戸市の甲南医療センターで 3年目の医師が自死を選びました   この報道を見て思う事 誰がこの医師を自殺に追い込んだのか?   報道では院長がやり玉に挙がっています 確かに院長が過労死を生むような、 運営方針を作ったかもしれません ただね、3年目のDrと院長なんて、 ほぼ接点はないはず 院長から仕事を頼まれることなんて、 ないはずです   直接仕事を頼むのはだれか? それは同僚医師・病棟看護師・事務方 です。   特に医師・看護師について 仕事を誰かに頼むとき、 『どのDrに頼むか?』 例えば看護師がDrに仕事を頼むとき、 ①誰にでも頼める仕事 ②頼めるDrは複数いる そんな状況の中で、 『どのDrが頼まれるか?』   その答えは『良いDr』です   仕事熱心で、患者さんにも丁寧に接し、 看護師にも敬意を持ち、 誰からも慕われる理想のDr そんなDrが仕事を頼まれやすいです   仕事を頼むたびに 「あ?メンドクサイ」 「あ?なんで俺が?」 「あ?今忙しい」 と言うDrよりも、 「もちろん、いいですよ」 「わかりました、やっときますね」 「ぜんぜん大丈夫です」 そう言ってくれるDrに頼みたくなります その気持ち、よくわかります こんなことが繰り返される時、 何が起こるかというと、 極端な仕事量の格差が生まれることがあります -   実例をあげます ボクの父の主治医 理想のDrでした 勉強熱心で優秀、アメリカの医師資格も所持 上司からは頼りにされ、部下からは慕われる 患者からの受けも非常に良かったです   でも、早い段階で一線を退かれてしまった その時、言った言葉が、 「みんなが、オレに仕事を依頼する」 でした もう少しぶっちゃけて書くと、 『仕事を過度に押し付けられる』 そういう気持ちを抱いてしまった様です   非常に優秀な先生だっただけに、 転属を聞いた時は残念な気持ちでしたが、 今から思えば、良い選択だったのかもしれません 最悪な結末ではありませんから   -   このブログは『凡人』に向けて書いてます 凡人ですから、背伸びせず、 Drの中の偏差値50を目指せば良くないですか?  特に若いうちは、理想を追いたくなります でもね、自分のキャパを超えちゃダメ 若いうちは、まだキャパが小さい そこで無理しないようにしよ 神戸のDr  きっと良い子だったと思う 頑張り屋だったと思う 上司に好かれ、部下に慕われ、 看護師にも頼りにされ、患者にも優しい そんなDrだったんだろうと思います だからこその残念な結末 ご冥福をお祈りいたします   -   仕事を断る勇気を持ちましょう 「(これ以上は)無理です」 医師という仕事は厳しい仕事です 人の命にかかわるから なので、ある程度『身を削る』 それは当たり前かもしれません だけどね、命あってこその、あなたの人生 『自分の限界を知る』 それも、医師として必要な能力かもしれません   『良い医師』は非凡な人に任せましょ 我々凡人は、背伸びせずに、 ゆっくり自分のキャパを増やしていきましょう

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