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カテゴリ:ワイン
シニアワインエキスパート(SWE)の
試験対策をブログネタにするという シリーズものの、第66回です。 ![]() 今回のテーマは『クールクライメット』 最近の流行のワインです。 パーカーポイントが付きやすい ビッグワインとは対極にある、 繊細で洗練されたワインです。 ボクのクールワインのイメージは 『ブルゴーニュ』 ただ、一般に『クールクライメット』 というと、仏は含まれない気がします。 - 『クールクライメットを 構成する要素と、 代表的ワインを書きなさい』 クールクライメット =冷涼な気候。 ここから生み出されるワインは、 その気候を反映して、 豊かな酸、強いミネラル、低アルコール というワインが特徴である。 これが世界が求める ワインの流行である。 構成要素 1:緯度 ブドウ栽培の北限のドイツの ドライなリースリングが 欧州のクールワインの代表 2:海流 フンボルト海流が流れる チリのコスタ・リージョンでは、 グレープフルーツ香が特徴の ソーヴィニヨン・ブランが作られる。 3:標高 アルゼンチンは緯度の低さを 標高でカバーして、ブドウを作る。 クールなワインは…。 オーストラリア・NSW州では、 大分水嶺の斜面を利用し、 カウラ、マジー、オレンジと 標高の高い地域へと 葡萄畑の開発が進んだ。 これは市場がクール・ワインを 求めた結果である。 4:人為的要素 ハンターセミヨンは、 早摘みをすることで、 アルコール度数11% 酸が残り、ミネラル感の強い ワインとなる。 ステンレスタンクでの発酵は 還元的になり、ワインの味わいが 硬質となりやすい。 - - - ![]() シニア2次試験で オーストラリアのセミヨンが 出題されました。 ボクはクールなワインと感じました。 その証拠に『シャブリ』と解答。 解答が公開された時、 新世界と旧世界を間違えたので、 コメントが酷い事になったかと 不安になりました。 今回、勉強する中で、 ボクがシャブリと感じた要素が 『クール・クライメット』 なんじゃないかと気が付きました。 知識が有機的に結びつく感じ、 実に心地良い感覚です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.11.04 19:08:51
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