|
カテゴリ:鑑賞日記
東京オペラシティ、コンサートホールにて聴いて参りました。
レ・ヴァン・フランセは『クラリネット奏者のポール・メイエが中心となり、国際的に活躍する10年来の友人達と、フランスのエスプリを受け継ぐ木管アンサンブルとして結成(プログラムより)』されたグループです。 23歳の若さでベルリンフィルの首席奏者となったフルート界のスター、エマニュエル・パユ、18歳でパリ・オペラ座オーケストラの第1奏者を務めたオーボエのフランソワ・ルルー、モーツァルテウム(ザルツブルク)の教授のラドヴァン・ブラトコヴィチ(ホルン)、パリ・オペラ座管弦楽団首席のジルベール・オダン(バソン!)、そしてピアノはよく来日しているエリック・ル・サージュ。 とにかくすごい面子です。 プログラムも『フランスと20世紀』と題され、盛りだくさんでした。 1曲目はイベールの木管五重奏。 「3つの小品」なので、3曲終わったところで拍手・・が普通なのですが、1曲目から「ブラボー」の声が。 気持ち、分かります。 5人の奏でる線が一体となって色彩豊かな織物を織り上げているようでした。 ティエリー・ペクの『六重奏曲』はレ・ヴァン・フランセのための委嘱作品で日本初演とのことでした。 「バリ島とジャワ島のガムランから、ごく自由に着想を得た(作曲者によるコメント)」この曲はリズムが複雑で、個々のアンサンブル能力の高さを再認識させられました。 最後のプーランクの六重奏はわたくしの大好きな曲 いつか弾きたいっ! 色んな色合いや風景が浮かぶ、想像力をかき立てられる演奏会でした。 木管の音って、自然の中にいるような錯覚を起こさせることがありますね。 下手の一番前に座っておりましたので、奏者が袖に下がる時に「フランソワ~」と声をかけてみましたが、いかんせん声がちっちゃすぎて届かず。残念。 だって彼のオーボエ、すごく素敵だったんです~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[鑑賞日記] カテゴリの最新記事
|