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カテゴリ:鑑賞日記
サントリーホールで聴いて参りました。
チャイコフスキー国際コンクール入賞が1982年、ショパン国際コンクール入賞が1985年、この大きな2つのコンクールに両方入賞を果たしたピアニストは日本人で小山さんただ一人とのこと。 デビュー30周年記念のコンサート、演目はNHK交響楽団をバックに広上淳一氏の指揮で、ショパンのピアノ協奏曲第1番、そしてラフマニノフの2番でした。(この4月には『デビュー30周年〜春』と銘打って、大野和士指揮でショパンの2番、ラフマニノフ3番を演奏されたようです。) 生で聴くのは初めて。友人に誘われて行ったのですが、感動的なコンサートでした! オケの準備が整い、袖から現れた小山さんの笑顔の美しいこと 今日、この場で演奏できる喜びと感謝に溢れた笑顔でした。 パンフレットには「音楽への愛情と気持ちは日々深まるばかり。どうしてもっと早くからこういう気持ちで音楽を見つめられなかったのかと、今,時の大切さをひしひしと感じます」と書かれていました。 わたくしも同じく、毎日のように「なんて面白いの、音楽って!」と驚き、音楽に感謝しております。 小山さんのピアノは誠実に音楽を真正面から捉え、大きく包み込むような演奏でした。 30年間、毎日毎日真摯に音楽と向き合われた、その来し方を想像するとその途方なさに宇宙の果てまで飛ばされたような心持ちがします。 第一線で演奏し続けることがどれだけ大変なことか。想像することしかできませんが、30年の間にはそれは色んなことがおありになったことと思います。 それにしても、ショパンの1番とラフマニノフの2番はテッパンですね。 いつか弾きたいと思ってますが、行動に移さないと現世で実現できません!今日から練習を始めます。 誘ってくれた友人は音楽とは無縁の業種。 休憩時に「のこ(わたくしの小学校からの愛称)はここ(サントリーホール)で演奏しないの?」と聞くので「いやいやいや、普通ここじゃ出来ないから!」と答えたら、「夢は大きく持たないと!」と。 異業種の方の意見は新鮮でよいです。 夢は大きく 実現したその時は彼女に100枚くらいチケットを買ってもらおう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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