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カテゴリ:鑑賞日記
あまりに評判がいいので行ってまいりました、東劇へ。
METライブビューイングは初めてでしたが、こんなに面白かったなんて! ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で今年1月27日上演ほやほやの新演出「トスカ」。 幕間時間も本公演と同じで、その時間を利用して出演者のインタビューが聞けるのもよかったです。 インタビュアーはメゾのイザベル・レナード。すごい美女です。 1幕終了後は合唱指揮のD.パランボ、スカルピア役のZ.ルチッチ、美術のJ.マクファーレン、そしてプリマドンナ、トスカ役のS.ヨンチェヴァ。2013年METデビュー、ブルガリア出身のヨンチェヴァは今期のMET3作品に出演するというので驚きです。 トスカ役ははじめてとのこと。初トスカがMETって、桁違いです。 2幕、トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」で涙腺崩壊。 奇を衒わない演出もいいと思いました。スカルピアを殺すシーンではひとつひとつの動作にトスカの心の葛藤を感じました。 2幕後のインタビューは拷問を受けて血まみれになったカヴァラドッシ役のV.グリゴーロ。 イタリア人グリゴーロの初トスカは13歳の時で、3幕冒頭の羊飼いの歌を歌ってカヴァラドッシ役だったパヴァロッティに「Bravo! いつかカヴァラドッシのアリアも歌っておくれ」と言われたそうです。 そんなグリゴーロ、23歳でスカラ座デビューというからこりゃまたすごい。 「一瞬は永遠になりうるんだ。アインシュタインだって言ってるよね、時間は相対的なんだ」などと知的発言をしたかと思えば、インタビュアーのレナードと共演した時のことなど喋りまくり、時間が迫ると「トスカのちょい役だからね、僕は!」と言って去っていきました。 破格な方のようです。 でもやっぱり「星は光りぬ」では涙。 セットのサンタンジェロ城も迫力ありました。 指揮:E.ヴィヨーム、演出:D.マクヴィカー ん? トスカってフローリア・トスカって言うんだ。そういやカヴァラドッシが「フローリア」って呼んでました。 面白すぎたので、また行きたいと思います。 MET初演「サンドリヨン(シンデレラ)」は特に興味津々です。 14:30の上映前に千疋屋でランチ。 フルーツとアボカドのサンドイッチ。美味しかった〜〜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月02日 23時14分43秒
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