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カテゴリ:プロ野球ニュース
監督就任1年目でチームを最下位から3位に躍進させた平石洋介前監督に対し、来季は新設の「2軍統括」を提示。平石前監督はこの打診を断って退団した。また、将来の監督候補として人望が厚かった嶋基宏捕手も、「戦力として見られていないと感じた。それが一番の理由です」と球団を去った。 平石前監督は選手として7年、指導者として8年、球団創設時から楽天に在籍した。嶋も2013年に球団創設初の日本一に貢献するなど13年間プレーし、チームを象徴する選手だった。それだけに退団の衝撃は大きい。 「平石監督を見切る理由が分からない。嶋もそう。なぜあれだけの功労者にあんな扱いをするのか」 「則本(昂大)、岸(孝之)が稼働しなかったにもかかわらず、CS(クライマックスシリーズ)入りしたのだから平石さんを続投させるべき。石井さんのやり方は楽天には合わない。東北のファンは勝てばいいというわけではない。来年成績が出なかったら、責任を取ってほしい」 ファンからの反発の声は、想像以上だった。 石井GMも悩んだ末の決断だろう。情だけではチームを作れない。今季のチーム盗塁数はリーグ最少タイの48。平石前監督の試合中の采配には疑問符が付く場面が見られた。嶋も肩が弱いため盗塁を許す機会が多かった。 楽天担当の記者だったスポーツ紙デスクは、こう分析する。 「個人的には平石さんが1年で終わるのはもったいないかなと。例えば、機動力を強化したいというなら(2軍監督から昇格した)三木肇監督をヘッドコーチに置いても良かった。平石さんは周囲の意見に耳を傾ける柔軟な人間です。あれだけ頭が良い人材はなかなかないない。退団は大きな損失だと思います。嶋も円満な退団だったかというと疑問が残る。もう少しうまくやりようがあったと思います」 昨オフはフリーエージェント(FA)で西武の浅村栄斗を獲得するなど、石井GMの手腕を支持する声が多かった。だが、今オフは風当たりが厳しい。「石井流変革」は吉と出るか凶と出るか――。(梅宮昌宗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.10.28 18:53:48
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