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2019.11.01
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テーマ:ニュース(99487)
カテゴリ:プロ野球ニュース

11月の国際大会「プレミア12」に出場する侍ジャパンが31日、強化試合・カナダ戦を行った。侍ジャパンは序盤の6失点が最後まで重くのしかかって敗れた。

試合はまさかの展開となった。両軍無得点で迎えた2回。先発の巨人・山口俊投手(32)が大乱調だった。四球とヒットで無死一、三塁のピンチを迎えると右前適時打を浴びて先取点を献上。さらに押し出し四球で失点するなど、制球に苦しんでカナダ打線の勢いを止めることが出来なかった。打者一巡11人の猛攻を浴びて4安打4四球で6失点。「プレミア12」へ不安を残した形となった山口は「もう少しフォークの精度を上げないといけない。低めのボール球を見極めたれてしまったので、ブルペンで修正していきたい」と反省しきりだった。

 打線は序盤は沈黙。カナダの先発右腕・オーモンの手元で微妙に動く速球系のボールに苦戦して3回までは近藤(日本ハム)の1安打に抑えられ無得点だった。ようやく目を覚ましたのは4回。このイニングからマウンドに上がった40歳の2番手右腕・リッチモンドを打ち崩した。先頭の4番・鈴木(広島)が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。続く吉田(オリックス)が右翼フェンス直撃の適時二塁打を放ってまずは1点を返した。柵越えまでもあとわずかという一打に吉田は「チャンスだったので、積極的に行こうと思いました。強く良いスイングが出来ました」と納得だった。

 さらに1死三塁から近藤(日本ハム)の二ゴロの間に1点を追加。5回には代打・会沢(広島)、外崎(西武)、菊池(広島)の3連打で無死満塁のチャンスを作ると、3番・坂本(巨人)が左犠飛を放ってさらに1点を返して3点差に迫った。7回には相手の2失策というミスにつけ込んで無安打で1得点。ジワジワと得点差を縮めていった。

 リリーフ投手陣は快投を見せた。3回は2番手・田口(巨人)が三者凡退に抑えて、カナダ打線の勢いを止めると、4回からはアンダースローの高橋(ソフトバンク)が2イニングを無失点。その後も山岡(オリックス)、大竹(巨人)、嘉弥真(ソフトバンク)、甲斐野(ソフトバンク)が1イニングずつを投げて無失点で抑え、3回以降は9回までスコアボードに「0」を並べ続けた。

 カナダとの強化試合は翌11月1日にも行われ、同5日に台湾で開幕するプレミア12に備える。







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最終更新日  2019.11.01 00:03:34
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