カテゴリ:読み聞かせに使った絵本&童話
ここ最近、読み聞かせた絵本と童話を紹介します。
●ハガネの歯 おじいちゃんと、こぎつねの「歯」についてを語るお話。「生きる」とはこういうものだと言うことを描いている。 おじいちゃんの歯は1本しかない。それを子ギツネルルが不思議に思ってたずねると、自分の歯は、昔は強くて丈夫で「ハガネの歯」と恐れられていたと語り出す。 ラストのオチが、小粋です♪ ●番ねずみのヤカちゃん ドドさんの家に住み着いている、ヤカちゃんねずみ一家の物語。 ヤカちゃんは、お母さんと3匹の兄弟と一緒に暮らしている。ヤカちゃんの声は大きくって、他の子とは大違い。なので「やかましやのヤカちゃん」と呼ばれているのだ。 ドドさん夫婦に気づかれないように、静かに暮らしていたのだが、ヤカちゃんの声のおかげで、結局は見つかってしまう。ドドさん夫婦はあの手この手で追い出そうとするけれど~? ラストでは、どうして「番ねずみ」というのか、その意味が良~く分かる、可愛いお話。 ●じゅげむ 「にほんごであそぼ」のテレビ番組で、かなり流行った「じゅげむ」 私もすっかり暗記してしまったけれど、この言葉の意味ひとつひとつ(例えば、じゅげむ→寿限無→ことぶき、かぎり、なし)が、この絵本で全て分かった。 楽しい落語絵本です。 ●ちからたろう 公文の教材に出てきて、続きが知りたくて借りた作品。 むかし、お風呂になんて、めったに入れない、貧しいおじいさんとおばあさんがいた。 体中、こんび(あか)だらけ。 二人には子どもがいないので、そのこんび(垢)を落として、それで人形を作ろうと決めた。 こんびたろうと名付けられた、その人形は、不思議なことに、ご飯を食べ、大きくなり、たいそうな力持ちになる。 そして「ちからたろう」と名前を変えて、自分の力試しをしようと旅に出るのだ。 ラストのオチは、いかにも日本の昔話らしいです。 ●なんやななちゃんなきべそしゅんちゃん おてんばで男の子みたいな、1年生のななちゃんと、甘えんぼの男の子しゅんちゃんの物語。 しゅんちゃんの関西弁の語り口調で描かれている、ほのぼのするお話である。 日本の昔話の語りもそうだけれど、標準日本語でない文章の話を読むと、必ず次々に質問が飛び出す。 「『わらし』ってなあに?」「どうして、女の子なのに『おら』って言うの?」「どうして、言葉の最後に『や』がつくの?」etc etc・・・。 質問に答えるのに忙しく、大変~。(^д^;) ●そして、トンキーもしんだ 以前、図書館二人で号泣した、かわいそうなぞうと同じ内容のお話。 戦争中、殺さなければならなかった上野動物園のぞうたちの物語である。 「かわいそうなぞう」とは、文章が違っている。 絵本や童話を読むとき、「あとがき」が載っていると必ず、それも読んで!と言われるのだけど、この本に掲載されていた「この絵本によせて」の内容が印象的だった。 「この悲しい事件をとおして、知ってほしいのは、動物のかわいそうさだけでなく、戦争がいかに悲惨なものかということです。~」 この文章を読んだら、またもや号泣した、あやか姫でした。 ●そっといちどだけ 盲導犬ステラと、あかねさんの愛情物語。印象的なのは、ステラの目線から、ステラの言葉で描かれていること。 「あなたをまもるのが わたしのしあわせ」 ジーンとくる一冊でした。 ●でこちゃん てこちゃんが、お母さんに髪の毛を切ってもらったら、前髪が短すぎて「でこちゃん」になってしまったというお話。みんなにからかわれ、すっかり自分のおでこが嫌いになってしまったでこちゃん。 でも、お姉ちゃんの粋な計らいで、翌日には大好きになった。 とっても可愛いお話です。 ●子うさぎましろのお話 サンタクロースと同じ北の国に住んでいる、子うさぎ『ましろ』の物語。 ましろは、北の国に住んでいるおかげで、一番先にプレゼントがもらえる。でもプレゼントを食べちゃったましろは、つまらなくなって、もう一度欲しいと思う。 そこで、ましろと気づかれないように、いろりの灰を体中にぬり、黒いうさぎの子になってサンタの所に行く。 心優しいサンタさんと、素直な子どものましろのやりとりが、ほのぼのする作品です。 ●ちいさなちいさな駅長さんの話 ちいさなちいさな半島にあって、ちいさなちいさな汽車がとまる、ちいさなちいさな駅の、ちいさなちいさな駅長さんのお話。このえほんの中に「ちいさなちいさな」という言葉が、何十回出てくるか、数えてみると面白いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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