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カテゴリ:旅行
七尾の青柏祭(でか山)に、そもそもいくきっかけになったのが、七尾市の一本杉町商店街を会場に繰り広げられた「花嫁のれん展」。
先日行なわれた路面電車の会の総会に講演に来られた京都橘大の井口先生が「学生を連れてきているから是非どうぞ~」とお誘いをうけたのです。 ![]() 花嫁のれんとは、娘の幸せを託して、生家の紋を染め抜き、嫁ぐ娘に持たせるもので、主に加賀・中能登を中心に受け継がれる風習です。主にのれんは艶やかな加賀友禅がメインで、おしどりや花御所車、友白髪などめでたい図案が描かれています。 そういえば、私の従兄の結婚式の日にも仏壇参りに来られたお嫁さんが、この花嫁のれんをくぐって来られたのを思い出しました(当時私はお手引きをしたなあ)。高岡など富山県西部の一部もあるらしいのですが、うちはなかったなあ。 ![]() 一本杉町商店街では昨年に引き続き2回目の開催で、昨年よりたくさんの枚数が一般の方々から寄せられて、なんとその数46(+7)軒で110枚展示されています。↑右ののれんはなんと留め袖を作りなおした創作のれんだとか。最近の銀花の雑誌でも特集されたそうで、近くの人だけでなく遠くから足を運んだ方もおられたとか。 ![]() 祭りなどで飾られる事も多いけど大半は箪笥に入れられたままになっているものが多かったともいいます。蘇った感じですよね。 ![]() 時代によって色やデザインが違うのが面白い所で、昔は紫など寒色系がほとんど。戦後になって赤やピンクなど暖色系が流行りとなってきたそうです。主に一枚もって嫁ぐのがほとんどだけど、夏のれんなんかは裕福な家の人がもたされてきたとか。中には花婿のれんっていうのもありましたよ。 場所によっては学生さんが語りべとなって説明してくれる所もあり、いわれなんかを聞いて楽しかったです。 ![]() 商店街のまちおこしと、青柏祭と盛り沢山の七尾のまち。いいところだなあ~と思いました♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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