ロンドン近辺もやっと少し暖かくなってきました! 今回もたくさんのコメントありがとうございました。エゴトークに縛られて身動きが取れない方、質問をくださった方、宜しければセミナーにいらしてください! 前へ進むポイントが分ってくださるかなと思います。
とはいえ、事情があって参加できない方も多いと思いますので、今回もコメントへお返事させていただきますね。下記のコメントです。ありがとうございます!
あゆかさん、教えてください。 (←こういう始まりをされると弱いです。笑) 私は小学生のころから盗み癖があります。通院経験もあります。いまだにそうです。”大切なのは、「悪いこと」「良くないこと」「間違ったこと」してしまったあとの自分の選択です”とありますが、それを受け入れたとしても何も解決しない気がします。悪いことは悪いんじゃないのでしょうか。
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ここで受け入れるのは、「盗みという悪いことをした私」ではないんです。そして、あとの選択とは、具体的にどういうことかというと、この場合は、悪いことと分っているのになぜするか?という問いですね。つまり、自分の不安を見つめる最初の問いです。たぶん、何万回もすでに自分にしたかもしれません。
それでも、繰り返すのであれば、それは潜在意識に原因(不安)を見つけ、解放していないからなんです。もし私のセッションに来ていただいたら、悪いことだと分っているのに、盗みをしてしまう瞬間を思い出していただき、そこでフォーカシングをします。つまり、その瞬間のからだの感覚から潜在意識にある感情と思い(不安)を見つけ出します。
これがプロを使ってでも不安を見つけましょうという意味です。潜在意識にアクセスするテクニックが必要なんです。通院もなさっていたということなので、お分かりかと思いますが、盗み癖も、アルコール依存症、買い物症候群、セックス依存症、拒食症、などなど様々な依存症や中毒症のように、なんらかの心的な原因があるんです。
ですから、“お酒をたくさん飲むことはいけないことです”、“いらないものをたくさん借金までして買い物することは悪いことです”、“相手かまわず性関係を持つことは悪いことです”、などなどと言ったところで逆に何の解決にもなりません。
原因(不安)を見つけ、その原因を持っている自分を許してあげること。それが解決へ向けて進む方向です。心理学の理論で言っているだけではなく、カウンセラーとしての経験から書いているんですよ。
ちなみに、「私は悪いことをしている」と何度も自分に言ってみてください。どんな気持ち、感覚になりますか? 次に「私は、私なりに頑張っている。あゆかさんも宇宙もこれでも良いと言ってくれているから、いいみたい」と何度も自分に言ってみてください。どんな感覚になりますか?
問題を解決するためには、優しさ、暖かさ、前向きなどといったポジティブなエネルギーが必要なんです。重たくて、緊張するようなエネルギーで問題を解決するのは非常に難しいです。
ですので、盗みは悪いことですが、ぜひ潜在意識にある原因(不安)を探し出し、受け入れて、癒してあげ、解放してあげてください。
もう一つ、コメントにお答えさせてください。長かったので省略いたしました。コメントありがとうございます!
(自分が)傷つくのはボタンを持ってる自分のせいだと。なので今回、他人を傷つける言動とおっしゃってますが、他人を傷つける言動ってあるんでしょうか?その人にボタンがなければ、どんな言動もその人を傷つけることは出来ない。これまでのあゆかさんのブログで、そう理解してました。ですので、今回の他人を傷つける行為をする自分をみつめるということがよくわかりません。傷つくのは、相手の問題なので、人を傷つける言動などないと私はあゆかさんのブログを読んで以来思ってたので、混乱して、どう解釈したらいいのかわかりません。
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はい、良い質問ですね。たぶん、傷つくのは相手の問題なのだから、その場合は自分を見つめる必要はないはずじゃぁ・・・?という疑問ですよね?
まず、「その人にボタンがなければ、どんな言動もその人を傷つけることは出来ない」のはその通りで解釈OKです。ここは混乱しないでくださいね。で、その先があります。まず、ほとんどの人がいくつものボタンを持っていて、ボタンを持っていない人というのは、悟りを開いた人と同じようなことです。
なので、悟っていない私たちが普段よくやっていることは、 「自分の心の傷が誰かのボタンを押す」ということです。だから、人間関係が混乱と泥沼によく入ってしまうんですね。(ここは、スピリチュアル心理学講座に来てくださるともっとよくご理解頂けると思います。)
例えば、親の愛情を充分にもらえていない子が、欲求不満と不幸感で何もしていない友達に「お前なんか死んじまえ!」と言ったとしますね。「お前なんか死んじまえ!」と言ってしまうのは、「自分は充分に愛されていない」という不安(心の傷)があるからです。
で、言われた子にその言葉に反応するボタンがなければ、その子は「なんだこいつ面倒だな」ぐらいにしか思わないでしょう。しかし、もしこの子に「自分は価値がない」というボタンがあったとしたら「ぎょえ~~、死んじまえ!って言われた~~!ぐさぐさ」と深く傷つくでしょう。
ですから、「お前なんか死んじまえ!」とつい言ってしまう自分が嫌なら、やっぱり自分を見つめる必要があり、そう言われてものすごく傷つくなら、やっぱり自分を見つめる必要があるんですね。
ポイントは、「自分は幸せ、楽?」という問いかと思います。そうでなければ、どちらの立場にしろ、自分を見つめる価値が大いにありますよ。
こういった心のしくみをもっと多くの方が知ってくれたら、人間関係や社会はもっとスムースに楽になるのに・・・と心から思います。その一歩として、みなさん、なるほど!と思ったら、ご友人、ご家族にもお伝えくださいね~!
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