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5年10年の会・山形上山 Blog

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December 8, 2011
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テーマ:放射能汚染(395)
カテゴリ:カテゴリ未分類

県での、学校給食用の放射能測定器の設置への動きについて、県の教育庁へ、会として問い合わせを行ないました。
内容としては、以下のようになります。


<40bqは、子ども独自の新基準値ではなかった>

まず、12月1・2日に報道された、東日本の17都県全域に、学校給食用の放射能測定器を国が導入する方向という内容の中に盛り込まれていた、<現行基準よりさらに厳しく、子どもの食品基準値を独自に40bqに新しく決定する>といった内容は、文科省出の全くの誤った情報であったということが、前置きとして説明がありました。報道で厚労省から文科省に注意が行ったとの情報も。導入予定の放射能測定器の限界値が40bq以下であったというだけの情報が、一人歩きしてしまったとのことです。(詳細は12月3日の記事参照


<499bqなら通過する。501bqなら食材として出荷停止する>

現在、子どもが口にする食品については、現行の500bq以下という基準についてということに変化はなく、「極論、仮に499bqの食材が出てきたとしても501bqでは食材として使用はしないけれど、499bqであれば使用するということになるのですか?」と訊ねたところ、「あくまでも基準が国からの基準・指導に基づいていくる形のため、そうなります」とのことでした。いかがなものでしょうか。

「正直、親の観点として、子どもの基準としては、数値が高すぎると思います。499bqなら止めて頂きたいと思います。本当に止めませんか?」と伺うと、「現行ではそうなってしまいます・・・ただ、そのようなご意見があったということは、担当部署に間違いなく伝えさせていただきますので。」とのことでした。

さらに、「子ども独自の基準について、検討は今後されないのでしょうか?」と伺ったところ、「現在も検討中です」とのこと。

「では、いつ決定になるのですか?ずっと待っていますが」と伺うと、「ハッキリしませんが、目下検討中です」ということでした。
「どんな内容でこれだけ時間がかかっているのですか?後どれくらいかかりますか?」とも伺いましたが、「あくまで国が決めた基準に従っていて・・・県ではわからない部分もあるので・・・」というようなお話です。「例えば県独自の判断で動くことはできないのでしょうか?」と伺うと、それについて、ハッキリした具体的な回答は得られませんでした。

そこで、会としては、以下のようなことを、要望としてお伝えしました。

・親が究極望んでいるのは、限りなく0に近い数値が基準になることです。どうか、この点ご配慮の上、子どもの新基準値を決定下さい。

・チェルノブイリの調査結果データや、ヨーロッパの基準なども、考慮する際に客観的材料・情報として入れられているか、考慮に入れて検討頂きたいです。

・決定に際して、具体的な根拠を明示した上で、誰もが納得のできる説明と内容決定を、お願いします。

・また、その検討中の中身についても、時間がこれだけかかるのなら、検討中の中身の情報を逐次経過報告として、現在進行形で情報開示をして頂き、具体的にどのような点で決定打になるのか、ということも、私たち親にも具体的にわかりやすく・納得のいくように提示して頂きたいです。

・国が無理なら、自治体で独自に動ける部分は動いて頂きたいです。給食が全国で一番最初に始まった県としても、積極的に推進していくべきだと思います。

といった点を、会の要望としてお伝えしました。


<放射能測定器の導入については、県・地域としても積極的・前向きな姿勢>

国から支給される放射能測定器は、県内で5台の予定という連絡が国から届いており、実際に使用する場合の開始時期は、来年の4月から導入開始の予定ということです。

県教育庁が現在、国へ提出する計画書の作成段階にあり、5台の放射能測定器を実際に導入する場合の、具体的な設置場所、使用方法などについて、県内の各市町村の教育委員会に、具体的な内容について意見などを求め、検討・調整をする段階に今あるということです。

「放射能測定器について、県としては、積極的に導入する方向で考えていますか?また、各市町村の教育委員会から反対意見などはありませんか?」と質問したところ、「県としても、各市町村も、放射能測定器の導入について、積極的に考えています。」とのことで、明るい方向性が見えてきました。


<どのような放射能測定器か・その数値は>

導入される放射能測定器はどのようなものか伺いました。
まず、前出の話ですが、この機器の限界値は40bq以下であるということです。
国から支給されるタイプの測定器は、関東で実施されている給食まるごと検査のようなものではなく、例えばニンジン1本なら、ニンジン1本をまるごと細かく刻み、袋に入れ、それを検査にかけるという形だそうです。
これまでの、県の衛生研究所の事前の抜き取り検査と大きく違うのは、当日入荷した食材を、すぐに検査にかけることができるという点で、変わらないのは、国が定めた500bq以下という基準値と、抜き取り検査であるという点です。

基準値についての、今後の動向に期待したいところです。
この点を、会の要望として、強くお伝えしました。


<予算について>

学校給食の予算について、国から半分、自治体から半分ずつ、予算を出し合うという形になるそうです。
今、県として、具体的にどのように予算を割いて、どのように具体的に検査機器を含めて運用していくか、という厳密な計画書の作成に集中していく段階とのことです。5年以内に厳しい国からの会計監査が入るため、かなり厳密な内容が求められるというお話も。
国の示し方というのも、いくつもあるのではなく、一つの方向性があり、その中で決定していく厳しさも県に求められるのとも。
そのため、これまで実施してきている流通検査はもちろん、県内にも複数ある民間委託業者に委ねる方法・・・などなど、さまざまな方向性を模索しつつ、まだ決定ではないにしても、放射能測定器5台も積極的に取り入れる方向で、検討しているとのことです。


<会として>

今回の問い合わせは、メンバーで事前の相談の上、「5年後10年後こどもたちが健やかに育つ会 山形」として問い合わせを実施し、担当頂いた方へも、今回<会として>ということで、お話をさせていただきました。
会としての質問・発言により、より関心をもって、真剣に身を入れて話を聞いていただき、回答を得ることにつながったということが感じられました。

県内で、こうした考えを持つお母さんたちがいるのだ、ということを、県の方もおっしゃっていて、親身に・真剣に対応をしていただきました。

また、会として今後も、何か質問・要望等ある際には、会として動き、お問い合わせ等させていただきます、というご挨拶を致しました。

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Last updated  December 9, 2011 09:06:20 AM
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