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カテゴリ:こころ
過去のことで後悔していることの一つに姑とのことがある。
わかってはいたものの、同居は過酷だった。 お客様第一の姑は我が家に回覧板を置きに来た人でさえ強引に家に上げた。 来るものは拒ます、知り合いであれば誰でも。 親しい人は当然のように挨拶と同時に靴を脱ぎだらだらとお喋りに興じるのが常だった。 我が家には常に他人が上がり込み、多い時は数人、そんな状況を姑は人として正しいやり方と思い込み、人が寄り付かない家はろくでもない家と常に私に言っていた。 ひとつしかない居間を姑に常に占拠され、私はなぜ姑に不満を言わなかったんだろう。 いっしょにお茶をと言われ、同席しても私は嫁としてお茶やお菓子の準備と度々席を立つ役回りで馬鹿馬鹿しくてやめてしまった。 親戚が遊びに来るといえば煮物等作れと命令されて素直に従ってしまったのは何故なんだろう。 義姉の子供が泊まりに来ても、全てお世話は私がしたのをなぜ姑にさせなかったんだろう。 あの時、なぜ姑に抗議しなかったんだろう。 不満は夫にだらだらと言うだけで何の解決にもならなかったのに。 今思うと姑のしてきたことは、家族が快適に家庭生活を送ることを壊した虐待なのに。 結局姑は我が儘をいいながら私達家族に介護を受け 充分すぎる位生きて亡くなった。 私はなんてばかだったんだろう。 泣いて帰る実家は無かった。 母は私の味方ではないので愚痴は言えなかった。 結局避難できる家がなかったので、その家に留まるしかなかった。 姑にちゃんと抗議をすれば良かった。 嫌なものは嫌だとちゃんと言葉に出せばよかった。 難しかったら手紙でもよかったけど姑は友人や娘に見せる可能性はあったから読んだらすぐ回収すれば良いか。 とにかく自分の辛い立場を相手に伝えれば良かったんだ。 黙っていればなにも解決しない。 自分の中の思いを相手に伝える努力をする。 今でも思い出しては、悔しい思いに苛まれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.10 09:41:12
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