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カテゴリ:こころ
母とは何でも話せる間柄ではなかった。
相性が悪いのかもしれない。 一緒にいても何となくほっとするという感覚はなかった。 ただ肉親だから、なにかと気遣ってはいたが義務感からだった。 何でも話せる、母は私の唯一の味方だからと言っていた知り合いの言葉が衝撃だった。 私はそれがなかったから。 私の味方だとはつゆほどにも思わなかった。 私の話をきいてくれなかった。 私にも原因がある。 ちゃんと自分の気持ちを言葉にしなかった(できなかった)から、母は私を正しく理解していなかった。 私が結婚して同居先の義理の親や兄弟ともギクシャクしたこともちゃんと正しく説明しなかったのが悪いのだ。 苦情を聞いた嫁ぎ先の親戚の仲人が、一方的に私が悪いということで実家に苦情を申し入れた。 実情を知っていれば、母は私に味方してくれたかもしれない。 けれど実際はそうじゃなかったので、益々母には不信感が募った。 父は私の味方をしてくれた。 家事も父の仕事の手伝いも、畑仕事も、親戚付き合い、近所付き合いもで全て完ぺきにこなした母。 しかし私との相性は良くなくて、上部だけ母と娘だったけど心の中は気持ちは離れていた。 同居生活で疲弊していた私の気持ちを理解しようともせず、核家族で気楽な生活の妹には好きなだけ実家に泊まることを許した母。 母の気持ちが理解できない。 いくら正しいことをした正しい母だったとしても娘の思いを聞いてほしかった。 いまだに母が亡くなって号泣をしていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.03 11:42:56
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