古新聞で薪を作ったこともありました
少し前に、2008年の第3次オイルショックの時の話を、このブログに書いたことがありましたが、その続きです。 原油が先物取引の対象となって、年度当初には、70円/L程度だった灯油が、秋には110円/Lまで値上がりしました。 5月はまだストーブが必要な時期でしたから、これはかなわんと、トタン製の薪ストーブを買って、近くの雑木林から拾ってきた枯れ枝を燃やして、この時はなんとかしのぎました。 しかし、9月の末になればまたストーブを焚かなければなりません。灯油価格はどこまで上がるか分からないし、どうしようと思っている時、TVのローカル番組に「古新聞を固めて薪を作ることができます・・・」と、実践している方が登場しました。 戦後まもなくにも、同じようなことをしている人がいたかどうかは知りませんが、「これはグッドアイディアだ・・・」と私も飛びつき、挑戦してみることにしました。確かホームセンターで、5,000円弱の写真のようなプレスの道具も売られていました。 ※ カタログより転載 でも私は、100円ショップで写真のような台所用品を購入し、バケツで古新聞を解かし、これに流し込み、上にレンガを積んで天日干しすることにしました。 6月~8月の約3ヶ月、暇があればせっせと作っていました。隣の市の無線仲間が古新聞を届けてくれたこともありました。 「チリも積もれば山となる」ですね、いつの間にか結構な数の新聞薪が出来上がりました。 ところが、暮れも押し迫った頃、国会で何かの法律が通ったのでしたか?一気に灯油が値下がりして、結局、作った薪もあまり使わないままになってしまいました。 この新聞薪、一体どうしましょう? 現在、灯油価格は100円/L弱で落ち着いてしまいましたが、何が起こるか予想のつかない時代、また出番があるかも知れませんね。